小笠原最終回(父島のお見送り)
母島での探鳥を終え、旅はとうとう終盤に。
ははじま丸で名残惜しい母島を離れ、父島に向かいます。父島に到着後は、買い物をしたり、昼食を取ったりと、港の周辺や、ごった返すおがさわら丸の待合室辺りで時間を潰しました。
乗船後、埠頭でのお見送りセレモニーが始まり、多くの見送りの人達の中で小笠原太鼓の演奏が始まりました。
大勢の人達が「いってらっしゃ~い!」と手を振って見送ってくれる二見港を離岸しました。
その後です。
噂に聞いていた、ボートや漁船による感動極まるお見送りが始まりました。
3日前にムナグロやキョウジョシギを撮った白砂の大村海岸も見えます。
順番に船側に近付いて減速し、海中にダイビングをして見せてくれます。その都度、「オーッつ!」という歓声があがります。
海中からも手を振って「いってらっしゃーい!」、「またこいよー!」の声が、こちらからの「ありがとーう!」の返事が、いつまでも交差していました。
父島では、かがや亭で生ビールと冷やし中華を食べ、小笠原生協で缶ビールにチーズに島ドーナツにバナナにお弁当しか買わなかった私にとっては大変気が引けましたが・・・。
ありがとう。 聞きしに勝る感動シーンでした。
日焼けでひりひりする顔を擦りながら、グッと来るものをごまかしたのも、もう忘れてしまいましたよ。
帰りの航路では降雨もあり、鳥観を諦めて、船室で膨大な写真の整理に着手していました。
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小笠原の連載を終えるにあたり、
今回のツアーは、天気が良過ぎて、亜熱帯性の高温多湿と照り付ける太陽、汗っかきの私にとっては灼熱地獄の旅とも言える旅でもありました。 ・・・が、多くの素晴らしい鳥友にお会い出来、そして、素晴らしい鳥達にも出会えた旅でもありました。
「もう一度行く?」と聞かれたら、「是非に!」と答えるだろう旅でした。 ま、先立つ物もありますが。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
ちなみに、私が買った旅のお土産は、母島で買ったアカガシラカラスバトのTシャツと、メグロのピンバッチでした。 (全て私の個人用です。)
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