創作珍鳥

2015年11月27日 (金)

(創作珍鳥)チブサカモ

今日は、続く天候不順による鳥観の不調と最近の鳥枯れ(?)の為に、この8月上旬から続けて来て、目下の最終弾となっている「創作珍鳥」を掲載することに致しました。

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■NATURE/HUMOR SERIES NO.39 (2008.04.03)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第39弾)

チブサカモ(Anas tits

ガンカモ目ガンカモ科。体長50cm、翼幅100cm。カモ類の一種と推定されているが、胸部の肉が盛り上がって露出し、 あたかも人間の女性の乳房に似ていることから「乳房鴨=チブサカモ」と呼ばれることになったらしい。非常に興味をそそられる野鳥であるが、 残念ながら稀少種であり、現在、絶滅危惧種ⅠAに登録されようとしている。
北の離島で生息が確認されていたが、興味本位な如何わしい興行主等に高価に売れることから乱獲され、近年の観察例は皆無に等しい。 生態についても不肖な点が多く、雌雄同型、同色かどうかも定かでない。しかし、イヌイットの伝承によると、このカモはイヌイット語で 「レズビアン」を意味する「○×△□!」と呼ばれていたことが判明しており、想像たくましい某好色自称鳥類学者は雌雄同型、同色と勝手に推測しているらしい。  ただ、某好色・・・学者とは我等が愛する?例の瑞鳥庵の住人、及び、その友人達ではないことだけは付け加えておく。
「通常、氏名を音読する際は、下に来る語を濁音で呼び、この「乳房鴨」の場合は、「チブサガモ」と呼ばれるべきであるが、 「チブサ カモ」と、この「カモ」を濁音で呼ばないのは、単に、胸の突起を「乳房では?」と疑ってみたくなったスケベな前出の某学者がわざと命名したらしい。」と 瑞鳥庵の住人が言っています。 うぅ・・・ん。そう カモ?
チブサカモの写真はかろうじて存在するが、映倫によりR-18(米国ではNC-17)に指定されており公には出来ない。
「数種の亜種が存在し、それらはなかなかに興味をそそる。稀に見る熱烈興奮野鳥種! 貴兄が18以上なら、是が非でも、ずーと下の、卑猥な絵をご覧なされ。」と好色とも疑われそうな住人が言っております。

Chibusakamo

■探鳥のコツ
公開不能

■探鳥特殊機器
これらも公開不能

学名は (Anas tits )
"Anas""Anal"ではなくて、カモ類であること、"tit" は乳首のことを示し、"s" は左右対であることを表す。

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(お願い) 速やかにEXITして下さい。

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2015年11月 6日 (金)

(創作珍鳥)ケナガ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.38 (2007.12.30)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第38弾)

ケナガ(Aegithalos crinitus

目科等の分類は目下不明であるがスズメ目エナガ科に属するのではないかとの報告がある。体長15cm、翼幅20cm。
体色は茶褐色で、観賞用に改良された巻き毛カナリアほど美しくはないが、羽毛ははるかに長く、まるで毛玉の様に見える。
数年前に発見された新種であるが、希少種であり、生態、生息域については公開されておらず、鳴き声も不詳である。
日本で観察される野鳥で、和名に「・・・・・ナガ(長)」の付く種は沢山存在する。
前出の「キナガ(気長)」の様に生態から命名される種もいるが、身体の部位の特徴から安易に命名されるものが圧倒的に多いことは、視覚による観察が主流であることからも容易に判断できる。
尾羽の長いオナガ(尾長)やエナガ(柄長=尾羽を柄杓の柄に例えた命名)。(サンコウチョウは、その声の良さで安易な命名を免れている。)
脚の長い野鳥も多いが流石にアシナガとは付けれずに、精々セイタカシギとかに留まっているのは、脚の長いツルやサギ類の種類が多いせいであろう。 これは首の長い種に首長(酋長ではなくクビナガと読む)と付けられなかった理由と同じである。代わりにツルとか首の長い種名を使って安易に命名した例も見られ、ツルクイナ、ツルシギ等はこの部類に入る。
また、鳥類の特徴としての嘴(くちばし)に至っては、首と同様に食性によって多様であり、もちろん長い嘴を持った多くの野鳥が存在することから、嘴長(ハシナガ)云々という特別な名を持った野鳥は存在しない。 ダイシャクシギ、サオシギ(オット!これは創作珍鳥でした。)の名に嘴長命名の傾向が若干みられる。
本題の「ケナガ」であるが、他に該当する野鳥が居ないことから毛(羽毛)長として命名されたものらしい。
しかし、である。ケナガネズミとか、野菜に付く厄介者のケナガコナダニ等もその道では「ケナガ」と称されており、『せめて「ケナガドリ」くらいの名を付けてやったらどうだったのか』と瑞鳥庵の住人が言っておりました。

Kenaga

■探鳥のコツ
毛糸で作ったデコイを小枝に掛けて飛来を待つ。

■探鳥特殊機器
犬用グルーミンググッズ/荒目のコーム(櫛)
長い羽毛が小枝に絡んで身動きが取れなくなっていたら優しく保護して毛繕いをして放鳥してやって下さい。

学名の "crinitus" "long-haired"の意

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2015年11月 5日 (木)

(創作珍鳥)キナガ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.37 (2007.12.30)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第37弾)

キナガ(Certhia longus-praestolor

スズメ目キバシリ科。体長15cm、翼幅20cm。キバシリ類の一種と推定されているが、キバシリとは比べものにならないほどの稀少種であり、観察例は近年皆無に等しい。 一説には、ユーラシア大陸北部と北米大陸の一部に生息域を持つと報告されている。
嘴はキバシリに似ず扁平で大きい。体色は木肌と見間違うというか木肌そのもので、 特に雑木と称されるクヌギ科の木肌(樹皮)にそっくりの羽毛を有している。雌雄同色かどうかは定かでない。
命名の由来はその奇妙な食性にある。キツツキ類が幹に穴を開けて捕食するのに対し、「キナガ」は、小甲虫類の羽化したばかりの幼成虫を餌とし、それも、 成虫が木肌に産卵した部位を記憶しておき、初夏の羽化まで飲まず食わずで数ヶ月も待つという変わった食性から「キナガ(気長=気が長い)」と和名が付けられた。 ちなみに米国では、Long-waited Bird と呼ばれているらしいがこれも定かではなく、たまに、Wrong-waited Bird と書いた野鳥誌を見ることがある。
生態は、その特殊な疎食の食性による省エネ型のスタイルから、鳥とも思えない、「鳴かず飛ばず」との報告がある。
「興味ある繁殖の生態についてなど知る由も無い」とは この鳥を研究した例の自称鳥類学者団体の代表者である瑞鳥庵住人の捨て台詞。
日本では西日本の温暖な瀬戸内地方の雑木林で生息が確認されていたが、 中国からの大気汚染物質の飛来による植生の枯渇が原因で、現在は殆ど観察されることがない。
絶滅危惧種ⅠAに登録されている?が、来年にでも、絶滅種への登録変更が 予定されている?これも定かではない。

Kinaga

■探鳥のコツ
気長に探すことか?

■探鳥特殊機器
サーモグラフィー(サーモビジョン)
僅かな体温を目当てに居場所を探す道具

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2015年11月 4日 (水)

(創作珍鳥)コバンバト

NATURE/HUMOR SERIES NO.36  (2007.07.01)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第36弾)

コバンバト(Chalcophaps magus-lemiscus

ハト目ハト科。体長25cm、翼幅30cm。キンバト類の一種でキンバト以上に希少種である。体色には光沢色の淡青色、淡緑色が混じり、白く大きい頬線が特徴である。 和名の「コバンバト」は、幼鳥期の頭部に扁平な部分を有し、巣立を迎えるまでは羽毛が無く、その扁平な部分が小判に似ていることから「小判鳩」の名がついた。
他のハト類同様に、雑穀類を餌とし、開けた里山を生息域としていたが、羽色がとにかく美しく、中世に錦糸製造のために大量に捕獲され、 現在は殆ど見ることが出来ない。絶滅危惧種ⅠAに登録されているが、近い将来、絶滅種への登録変更は必至である。
ハト類は営巣に無頓着で、決して立派な巣作りをするわけではないが、このコバンバトはそれに輪を掛けて一切の巣材を使用せず、 地面の草株を利用していたと、室町時代の「なんとか草子(名前は忘れたが)」に記載があるらしい。卵数は1個で、育雛場所は外敵からの 攻撃を避けるために固定しないとの学説がある。
特徴は、幼鳥の頭部の羽毛の先端がカギ(鈎)形をしており、また、成鳥の胸部から腹部にかけての羽にはリング状の羽毛繊維が多数存在する。 このマジックテープのような互いの羽毛の特徴を利用して、親鳥は腹に雛をぶら下げて営巣場所を転々と移動したらしい。
成鳥となり、飛翔能力を持つようになると雛の頭部の鈎状の羽毛は脱落して普通の羽毛に生え替わり、親鳥との癒着行動も見られなくなる。
ただ、イヌノフグリ(犬のキン○○の意味の雑草)が実を付ける秋口には、腹部に沢山のフグリの実を着けた成鳥が観察されたそうである。
鳴き声の観察記録は無く不詳であるが、マジックテープを剥がす時の音に似た「ジィャー、ジィャー」というひどい鳴き声であったことが想像される。

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探鳥のコツ
「豆でも撒けば?」と住人は言っていますが、本当は何も知らないらしい。

探鳥特殊機器
マジックテープ。これは捕獲用です。

学名のmagus-lemiscus magic-tape の意

マジックテープのしくみは
下記のクラレファスニング株式会社のHPが詳しい
http://www.magic-tape.com/secret/shikumi.html

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2015年11月 3日 (火)

(創作珍鳥)バンノウハシガラス

NATURE/HUMOR SERIES NO.35 (2007.02.10)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第35弾)

バンノウハシガラス(Corvus omnipotensia

スズメ目カラス科。体長60cm、翼幅90cm。体色等特徴はハシブトガラスに酷似しているが、7cmにも及ぶ長大な嘴は複雑な形状をしており採餌に好都合な進化が見られることから「万能嘴鴉(バンノウハシガラス)」と命名された。
作年の夏、東京は夢の島で発見され、暮れにはアメリカ/ニューヨーク郊外でも類似の鴉(CROW)が発見されたとの情報もあるが、夢の島での発見例では、未だ栓がされたジュースの瓶の王冠を開けてストロー状の舌を差し込んで中身のジュースを飲んでいたとのことである。
また、ニューヨークの発見例では、ケチャップの瓶の蓋を回して中に残っていたケチャップを食べていたそうである。
大きな嘴は下の絵の様に、先端はナイフ、中央部は栓(蓋)回し、口元は栓抜きの形状をしており、アメリカでは、有名な携帯万能ツールである「LEATHERMAN」の名前を取って「LEATHERMAN CROW」と呼ばれているとか。英名は「Almighty-billed Crow」。
また、舌は長く、両側を丸めてストロー状の管にすることができ液体を吸う際に使用する。
この鴉の発見は、国際鳥類学会、及び、多くの生物学者に大きな波紋を投げかけたことは言うまでも無く、目下、大きな議論を生んでいる。ダーウィンの提唱した「進化論」においても、進化の時間は少なくとも100万年単位であるものが、僅か数十年の単位で起こり得ると仮定されたことである。なぜなら、王冠が発明されて以来、僅か200年弱。このバンノウハシカラスの嘴は王冠を開けるための進化としか考えられないことからである。まさか、成長の過程で自ら嘴を加工したとは思えないとの説。
この話を聞き、自称鳥類学者の瑞鳥庵の住人はハシブトガラスの「自己加工(DIY)説」を力説し、「鴉を侮るな!」と言っています。
また、住人は、「この鴉で思い出したが、3~40年前、自動販売機のメーカーが未だ消費者全てを善良者とみなして市中に販売機を導入していた時代に、京都に下宿していた今は亡き親友が栓抜きとストローを持って鴉も寝静まった夜な夜な店先のコーラの自動販売機の蓋を開け、コーラ瓶の王冠を開けてストローで立て続けに2本も空にしていた。」と、貧しくて頭の良い親友の蛮行を話してくれました。
『必要は発明の母。貧困は蛮行の父。』などと、馬鹿らしいことも言っていました。まったくの余談です。
余りにも恥ずかしくて書きたくありませんが、ちなみにこの鴉の鳴声は「アホー、アホー」だそうです。

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探鳥のコツ
都市部のゴミ集積場に群がるハシブトガラスの中を丹念に探すこと。

探鳥特殊機器
瓶入りのジュース(推奨:愛媛みかんジュース)
瓶入りバター等。
何れも野鳥保護のために賞味期限内のものが望ましいことは言うまでもない。

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2015年11月 2日 (月)

(創作珍鳥)バッタドリ

NATURE/HUMOR SERIES NO.34 (2006.11.23)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第34弾)

バッタドリ(Alauda locustas

スズメ目ヒバリ科。体長14cm、翼幅34cm。体色は地味な黄緑色をしており、背に数本の茶の縦筋が入る。
一番の特徴は、発達した腿が体側から後に大きくはみ出し腰の更に上部に突き出していることである。この発達した脚で、バッタよろしく地面を蹴って飛立つことが報告されている。翼は比較的長いが、幅は狭く、飛翔力は乏しいとされる。
また、眼には大きな網目模様のカバーがあり、雑草等の障害物からの眼球被傷を保護をしているのではないかといわれている。
このバッタドリは、昆虫写真家であり、この度、科学分野の優れた写真家に贈られる2006年度のレナート・ニルソン賞を受賞された、粟森 酔(あわもり すい:泡盛で酔うではない)氏により、氏のフィールドでバッタの撮影中に発見された。氏は、「大きなバッタがいたので喜び勇んで追っかけたが、バッタでなく鳥だったので非常に残念だった。」と、鳥類学者が聞くともったいないようなコメントを寄せている。さっすが超一流の昆虫写真家である。何とか庵の住人なら即、野鳥写真家に宗旨替えしただろうに!?
氏の観察報告では、バッタ同様に凄いスピードで跳ね跳び、離床と着地の際には「バン!」と大きな音を立てるとのこと。また、飛翔中に「チキチキ」と鳴き、追っかけていると、「チキチキ、バン!バン!チキチキ、バン!バン!・・・」と何処かで聞いたことのある拍子に聴こえ楽しくなったとも報告している。
生態は未だ持って明らかにされていないが、草叢に穴を掘って営巣するらしい。

Battadori

探鳥のコツ
粟森氏のフィールドである九州地方の草叢を探すこと。

探鳥特殊機器
手製特殊カメラ。

locustas=Grasshopper(イナゴ)の意。

ちなみにバッタドリの英名はGrasshopper bird

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2015年11月 1日 (日)

(創作珍鳥)フタゴハクチョウ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.33 (2006.10.22)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第33弾)

フタゴハクチョウ(Cygnus gemellia

ガンカモ目ガンカモ科。体長140cm、翼幅225cm。オオハクチョウに酷似し、個体での識別は難しい。
水面からの飛立ちの際に水泳の自由形(クロール)の様に片翼ごと交互に羽ばたいて離水し、また、飛翔中に雌雄が絡み合い互いに片翼のみを使用して飛翔し、長距離飛翔中には左右を入れ替わることが観察されている。
冬鳥として晩秋に北米大陸はアラスカの極地から山陰地方の日本海沿岸地方に渡来するが、他のオオハクチョウ、コハクチョウが繁殖地と越冬地の間の2000Km余りを途中の中継地を経由して渡ってくるのに比べ、このフタゴハクチョウは雌雄二羽のお互いの飛翔力をフルに使って6000Kmもの長距離を一気に渡来してくることが、この度の山種鳥類研究舎による衛星追跡調査にて確認された。
両翼を交互に羽ばたくことが出来るこのハクチョウは、約9千万年前に現生鳥類が出現して以来初めて観察された鳥類であろうと、世界の鳥類学者の間で進化の過程が注目されているのは言うまでも無い。勿論、現存する地球上の約1万種の鳥類の中でも他に類を見ない。
「フタゴハクチョウ」の命名の由来は説明するまでも無いが、「現在88に分類される星座名は、1928年に国際天文学連合(IAU)の第3回会議にて定められたが、当時、このフタゴハクチョウの存在が分かっていたら星座の命名にも少なからず影響があったであろう。」と、又もや瑞鳥庵の住人が訳の分からないことを申しております。

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探鳥のコツ
白鳥渡来時の飛翔群の中を観察すること。
観た人が居たら先ずは乱視を疑ってみること。

探鳥特殊機器
天体望遠鏡(ふたご座、白鳥座の観察にも使えます。)

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2015年10月31日 (土)

(創作珍鳥)コモチウズラ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.32 (2006.10.09)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第32弾)

コモチウズラ(Coturnix pondera

キジ目キジ科。体長20cm、翼幅30cm、体色は雌雄ほぼ同色で薄い褐色の地に白、黒、朱の斑模様がある。キジ科の鳥の中ではめずらしく、東日本で繁殖し、西日本で越冬するという国内限定型渡り鳥で、ヒヨドリ等と同じく留鳥に分類されている。ウズラ同様に、茂みや農耕地などの草地に生息し、地上で昆虫類や穀類などを採餌する。
ウズラが低地の広葉樹林帯の開けたところに営巣して4~5羽の雛を育雛するのに対し、このコモチウズラは営巣をせず、体内の輸卵管部にある卵室に2卵を保持して孵化させ、孵化の瞬間に総排泄孔から雛をも排泄するという鳥類には珍しい卵胎生の繁殖スタイルを有すことが報告されている。この習性は、抱卵時の外敵からの脅威を避け、確実な育雛を目的とした進化の結果である。
身体のバランス上、必ず2卵を左右に保持するように、輸卵管は卵巣部より身体の両脇に向けて2つに分岐し、それぞれに1卵が保持される卵室を持っているとの解剖検証報告がある。卵を保持した卵室は体外からも目立ち、抱卵中のメスの成鳥のわき腹は大きく膨れてみえることから「子持ち鶉(コモチウズラ)」と呼ばれる。
ウズラの卵の主要生産地である愛知県の、某市の郊外にあるレストランの経営者が、このコモチウズラの人工繁殖に成功し、コモチウズラの塩釜蒸しをメインにした特別メニューを持っているそうであるが、抱卵期のものしか使えず、量産が不能で、今のところ宣伝も出来ないでいるそうである。
瑞鳥庵の住人の話では、そのメニューはNY在住の日系人シェフが考案したものであり、付け出しには、必ず「子持ち昆布」が出てくるそうである。また、その日系人シェフは、米国版TV番組に料理の鉄人として度々出演経験がある有名人とのことである。 下の欄に瑞鳥庵住人が考案した「ローストカイユ(フォアグラとキノコ詰め)」と称するカイユ(ウズラ)料理のレシピを紹介する。

Komochiuzura

探鳥のコツ
愛知県の某レストランを探すこと。又は、ウズラ養鶏場を虱潰しに探すこと。

探鳥特殊機器
イエローブック

*学名のpondera balance の意味で、2卵を左右に抱えて均衡が取れていることから。

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瑞鳥庵特別提供[ローストカイユ(フォアグラとキノコ詰め)]のレシピ:

(下ごしらえ)
*下腹部に卵を持っているコモチウズラを選ぶこと。これ常識。ウッゥーン?居なかったら鶉でも良しとするか。
*頭と脚を取って逆さに吊るし血抜きをする。このときよく押さえていないと駆けて逃げる。
*羽をむしり、バーナーで小さな羽毛を焼き取り、内蔵を取り出しよく水洗いしておく。

(調理の仕方)
① マッシュルームかエリンギ、セロリ、エシャロット、ベーコンを8mm角に切り、フォアグラは少し大きめに切っておく。
② バター、塩胡椒と醤油少々で炒め、フォアグラと一緒にコモチウズラの体腔に詰めケツの穴を竹串で縫っておく。
③ 体表に塩胡椒を軽く刷り込みオーブンで適当に焼く。時々取り出して酒に三温糖(+醤油少々)を溶かした液を刷毛で塗る。
④ 狐色に焼けたら出来上がり。
⑤ ②の煮汁に赤ワインとバター(+バルサミコ酢)を足して煮込んだソースをかけて食べる。
⑥ 付け出しにうずら豆の塩茹でなんかも善いのでは。

*未だ一度も作ったことが無いので、美味かったら連絡してと住人が言っています。

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2015年10月30日 (金)

(創作珍鳥)スイチョクビタキ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.31 (2006.07.16)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第31弾)

スイチョクビタキ(Muscicapa verticale

スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科。体長16cm、翼幅23cm。体色は雌雄同色で背は褐色、胸部から腹にかけて薄い草黄色をしている。他のヒタキ類と同様に枝先に身体を立てて止まるが、このスイチョクビタキはさらに頭を反らして上空を見上げるような姿勢で止ることから探鳥時の判別は容易である。また、嘴の周りには比較的長い羽毛が生えている。
夏鳥として晩春に南方から渡来し、低地の広葉樹林帯の開けたところに営巣して4~5羽の雛を育雛することが報告されている。
このスイチョクビタキの特徴はその採餌の動作にあり、他のヒタキ類同様に双翅目、鱗翅目、カワゲラ目、カゲロウ目等の小昆虫を餌とするが、木立ちの上部の梢に止まり、上空を、それも真上を飛翔する小昆虫を見つけると飛び上がって捕獲し元の枝先に戻るという捕食動作を繰り返す。この動作自体は他のヒタキ類と余り相違は無いが、横、斜め横を飛ぶ小昆虫には目もくれないというか目が届かないところにこのヒタキの特徴=弱点がある。

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この捕食動作で思い出したのが、中立国スイスの空軍演習の話。瑞鳥庵住人の友人で、長年スイスに赴任されていた某氏から聞いた話しでは、空軍演習の日には垂直に立った飛行機雲が幾筋も見えるとのこと。国土が狭いので、水平飛行距離が稼げず、すぐに垂直飛行に切り替えざるを得ないために飛行機雲は垂直になるとのこと。これは余談です。

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話を戻すと、このスイチョクビタキについてのある密猟者の話では、いつも上ばかり見ているので下から近寄っても逃げなく、吸引力のあるDaysonタイプのサイクロン式、且つ、充電式のバキュームクリーナーで下から吸えば、いとも簡単に捕獲できるとのことで、掃除機を開けたら丸裸のヒタキが出てきて、尚も上に向かって飛び立とうとしていたとの話。お陰で生息数は極端に少ない。
人間でも視野が狭い者がおり、上位志向が強いばかりか、自己主張ばかりで協調性が無く、大抵器量は知れたものだが、そういう人気の無い御仁を「スイチョクビタキ」と呼ぶことにしたら如何かと住人が提案しています。

Suityokubitaki

探鳥のコツ
木立の梢に居り、真上にしか飛ばないことから、下から探すことは難しく、高い木の上に登って探すこと。

探鳥特殊機器
アルミ製の梯子、命綱
及び、墜落時保護用ヘルメット
(規格番号:労働省告示第109号)

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2015年10月29日 (木)

(創作珍鳥)ホウキサギ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.30 (2006.07.01)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第30弾)

ホウキサギ(Egretta laxus-calzetta

コウノトリ目サギ科。体長65cm、翼幅90cm。朱色の嘴と瞳孔を有し、眼の下の耳羽の先端部には外光の反射を遮るためか黒い羽毛がある。体色はアマサギに似るが脚の下部に脛羽と呼ばれるフサフサとした白色の線状羽毛を持ち、脚が箒の様に見えることからホウキサギと呼ばれる。アマサギ同様に近年生息域を世界的に拡大しているともいわれているが、日本での観察例は現在まで鳥取県での一例のみで分類学上は迷鳥とされている。何処から迷い込んだのかは不詳である。
只、中国西部の奥地の露天商で、先に足爪の付いたダストワイパー(埃掃い)が多量に売られていて、このホウキサギの脚を切り取って乾燥させたものとの報告が、例の「あやしい探検隊」から発せられており、中国は四川省辺りに生息の可能性がある。
水深の比較的浅い水辺に脚を浸し、脛羽に寄って来る小魚を捕食する特異な待ち受け型捕食の習性が報告されている。
サギ類の捕食の形態には、大きく分けて ①待ち受け採餌型と ②積極的採餌型 との2種類があり、併用している種も存在する。
待ち受け型で有名なところでは、傘サギ(佐賀県や中国北京市郊外に生息するカササギとは異なる種)が上げられ、傘サギは、翼を傘状に開いて日陰を作り、そこに集まってきた小魚を捕食する。また、積極型では、コサギもこの類に入り、黄色い脚先を細かに振動させて石や堆積物の下にいる小魚を追い出して捕食する。
最近頻繁に新聞沙汰になるサギ(詐欺)連中は鳥類ではないが、このサギ属に似て、彼らの手口の形態として、待ち受け型と積極型の両方の技を巧みに使用している。
学名の「laxus-calzetta」は、英語に直すと「loose socks」のことで、一時期、日本の女子中高生の間で流行したあの不細工な太い足を更に太く見せる「ルーズソックス」と同じ語彙である。ホウキサギの場合は、脚部が細身でスマートに見える。
通常あまり鳴かないといわれているが、繁殖期の鳴声は、「カー」とか「キー」とか「クー」とか「ケー」とか「コー」とか聞こえるらしい。

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探鳥のコツ
四川省の奥地(もしくはチベット自治区かも)に行くか、観察例が報告された伯耆(ほうき)の国、鳥取県の河川で再飛来を待つこと。

探鳥特殊機器
ペディキアセット、顔黒化粧セット、携帯プリクラシール etc.(ごめん。これは女高生用でした。)

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