やんばる3点セット その三
名ガイド宮島氏にお願いしていた「やんばる3点セット」の残り1種は、国の特別天然記念物のノグチゲラです。
宮島さん、今年6箇所の営巣場所を探され、既にその内の4~5箇所は巣立ちを完了し、残るはこの一箇所のみという営巣木に連れて行ってくださいました。遅れてやってきた我々には最後のチャンスでした。
林道の脇で待つこと30分。小さな虫を咥えた雌のノグチゲラが雛への給餌に帰ってきました。
給餌シーンです。巣穴には、巣立ち間近の雛の顔が観えます。
朝のうちは1時間から1時間半ごとに一度、立て続けに5~6回ほど、親鳥が雛への給餌に訪れますが、どう言う訳か雄の姿がありません。
落鳥した(つまり母子家庭)か、雛の一部が既に巣立ちして、その巣立ち雛の面倒を雄が見ているか、我々の想像も膨らみます。
結局、今回は雄のノグチゲラの姿を撮影することは出来ませんでしたが、赤い頭部をした雄の成鳥は他所で観察することは出来ました。
そして、下は飛び出し(給餌後の飛び去り)の姿です。
両翼の白い斑紋が綺麗です。
車からの手持ちの撮影ですので、飛び込み(取っ付き)のシーンの撮影は困難でした。
ノグチゲラは漢字名で「野口啄木鳥」。野口は人名だそうですが、おかしなことに野口さんが誰だったのか一切不明なのだそうです。
上は、林道脇に立つノグチゲラの看板。 やんばるの固有種で1属1種。生息数はせいぜい200番ほど。総数は多くて600羽とか。
ノグチゲラの巣立ちにこそ立ち会えませんでしたが、繁殖期を既に過ぎているこの時期に、巣穴の雛への給餌シーンをゲット出来たのも名ガイド宮島氏のお蔭でした。これで「やんばる3点セット」は全て撮影出来ました。感謝の一言でした。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント