乗鞍のイワヒバリ
昨日、鳥友達と3人で、避暑を兼ね、乗鞍高原畳平に高山の野鳥を撮りに出掛けて来ました。
上の写真は、お盆の休日を利用した大勢の観光客で賑わう乗鞍高原畳平の風景ですが、中央の木道が敷かれた「お花畑」を見て下さい。人っ子一人見当たりません。それもそのはず、前日からクマが出て、13日当日も朝から立ち入り規制が掛かっていました。
前日の夜は11時前まで同僚と飲んで(敢えて言えば、付き合わされて)、朝3時半起きで向かった乗鞍は晴れ時々曇りまたは霧の予報。マイカー規制の掛かる乗鞍エコーラインの終点の駐車場に友人運転の車を止め、そこからはタクシーです。期待していたお花畑でのライチョウ撮影はクマ出没で不能なことを教えて貰い、ならば岩場のホシガラスに期待、と話すと、「今年はホシガラスの姿が見えない。」「誰かが捕まえて食べたのかも(笑)。」と、タクシーの運転手さんのブラックユーモア。
事実、周りの山を見渡しても、また、息せき切って登った魔王岳山頂付近の岩場を見渡してもホシガラスどころかイワヒバリも出てこない有様に、3人供がっかり。
仕方なく、既に最盛期を過ぎた高山植物の写真を撮りながら下山し、反対側の肩の小屋に向かう歩道で探鳥することに。しかし、そこも鳥影は少なく、それでもやっと、歩道際のハイマツ林の端で採餌するイワヒバリを見付け、200mmの手持ち撮影で、なんとか撮影を楽しむことができました。
昔、山登りに凝った頃、アルプス各名山の頂上付近で良く目にしたものですが、改めて野鳥写真として撮るのは初めてです。
同じ高山鳥のカヤクグリに良く似ていますが、羽色の模様がはっきりしていて姿形が大きいので、見分けは比較的容易です。
下は、魔王岳の登山道脇に咲くコマクサ(駒草)です。
花の形が馬(駒)の顔に似ているところから駒草と名付けられたそうです。
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