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2025年6月

2025年6月28日 (土)

ブッポウソウの繁殖状況を確認に

異例の梅雨明け宣言が発令された昨日、海外遠征から帰国したヒデびたきさんと一緒に、その後のブッポウソウの繁殖状況を確認に町内の巣箱を回ってみました。

前回の巣箱確認からは3週間が過ぎていて、孵化の状況と、そして、産卵の確認出来なかった巣箱内の再確認を重点に実施しました。

いくつかの巣箱を覗きながら山の上のオジサン達の巣箱を目指しますが、前回産卵が確認された巣箱では抱卵期から既に抱雛期に入り、巣箱内では孵化したばかりの丸裸の雛を抱いて温める親鳥の姿が観察されました。

そして、山の上で最初に向かったのは、親鳥の出入りが確認されていたにもかかわらず前回の確認で卵の無かったササユリの里のさんの巣箱でした。

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モニターで確認して笑顔を返してくれたヒデびたきさん。

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何と! 今回、4卵の産卵を確認出来ました。さんの喜ぶ顔が浮かびます。(笑)

次は、タワマンのMUさんの巣箱。

行くと、気配を感じて親鳥が飛び出しましたが、

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巣の中には丸裸の孵化したばかりの雛が4羽。抱雛期の真っ最中で順調の様でした。

そして次は、今年営巣が確認出来ていないさんの自然木の巣箱。落胆しているさんの為に祈る様に中を覗きましたが・・・・・、残念ながら産卵を確認することは出来ませんでした。

重い足を引きずって、次は前回スルーしたMさんの2つ目の巣箱。Iさんの巣箱に近くて、昨季は設営したものの途中で倒していた巣箱です。

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近付くと親鳥が飛び出して巣箱の周りを飛び回ります。

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覗くと、何と! 2~3の産卵が確認され、雛も孵化しているようです。

Iさんの巣箱への営巣に影響が有ったかも知れません。

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そしてこれは、5卵の産卵が確認されたさんの巣箱。ここも順調なようです。

いくつかの巣箱を巡回した後、最後に、前回2卵の産卵が確認されていた我が町中のヒデびたきさん設営の巣箱を確認。

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ここでは4卵の産卵が確認され、目下抱卵中でした。

今回確認出来ていない巣箱もありましたが、新たに8~9卵の追加が確認され、町内のブッポウソウの産卵個数は40卵近くになりました。

皆無事に巣立ってくれることを祈ります。

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2025年6月26日 (木)

ブッポウソウが孵化したようです。

雨上がりの猛暑日が予想される昨日の早朝、さんからLINEが入りました。

今朝巣箱の周辺が久々に賑やかになりました。孵化したのかな?」と。

娘達への野菜の発送を済ませた午後にMさんの観察小屋に出掛けてみることに。

小屋でMさんと大話に花を咲かせていると巣箱から親鳥が飛び出しました。

止まり木の天辺に止まったところを観ると、

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小さな餌を咥えています。

それこそ久々のブッポウソウです。

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暫くして、餌を咥えたまま巣箱に入って行きました。

巣箱内を覗いて5卵を確認をしてから丁度3週間。雛が孵化したのでしょうね!?

これで安心した。」を連発するMさんでしたが、巣立ちまで至福の時間が過ごせそうです。(笑)

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2025年6月24日 (火)

ガガンボを捕らえたサンコウチョウ

暫く待っていると、サンコウチョウの雌鳥が大きな餌を咥えての枯れ枝の先に止まってくれました。

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餌はガガンボの様です。

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食べずにどこかに持ち去りましたが、近くに営巣し既に子育てが始まっているのかも知れませんね。

上は、この春新調のミラーレス一眼Z8に追加されたファームウエアーの被写体検出を「鳥」に設定しての撮影画像です。満足できる機能でした。

この後、山を下って山の上のオジサン達のブッポウソウの巣箱を確認いたしました。

先日(と言っても18日前)の巣箱内確認で産卵が確認されなかった巣箱で、親鳥の出入りを観察した巣箱がありました。遅れて営巣、産卵するペアも居るのかも知れません。目下、モンゴル遠征中のヒデびたきさんが帰国したらまた巣箱内をチェックしてみましょう。

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2025年6月23日 (月)

戻り梅雨の前に三光鳥に逢いに

梅雨前線が消えて今年はこのまま猛暑の夏に突入かと思っていたら、また梅雨空が戻って来るという。

近年の地球規模の異常気象ですので仕方がありませんが・・・・・、

オジサン達の巣箱で抱卵中のブッポウソウを置いておいて、戻り梅雨の前に渓谷のサンコウチョウに逢いに行って来ました。

鋭利な角を持つ落石を避けながら愛車を進めると、例年のスポットとはかなり手前の沢筋でサンコウチョウのかすかな声が・・・・・、

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薄暗い林の中で鳴いていたのは雌のサンコウチョウ

遠くで雄の鳴声も聞こえて来ます。

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近くにもう一羽の姿がありましたが、

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こちらも雌鳥でした。

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渓谷の林道わきの高木の枝先から垂れ下がるテイカカヅラの蔓には白い可憐な花が付いていました。

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2025年6月14日 (土)

その後のブッポウソウ

ブログに穴を空けています。(汗)

梅雨入りの所為もありますが、実は、先週半ば(6月4日)に近所の鳥友でありこの地区の野鳥の会の副会長である「森の下のヒデびたき」さんと一緒に町内の巣箱内の確認をした結果、観察小屋のあるMさんの巣箱を始め既に4~5卵の産卵を確認した所為もあります。

そうです。目下抱卵中なのです。

抱卵期間は、全ての卵を産み終えてから21日間と言われていますので、雛が孵るのは今月の下旬。梅雨明け頃には雛に餌を運ぶ親鳥の姿が観える様になります。

それまで小休止。ジャガイモの収穫などの百姓仕事に精を出しましょう。

と言う訳で、

先日の巣箱内観察結果をヒデびたきさんのモニター画像を使わせてもらって下記に報告いたしましょう。

4日の結果から報告しますと、

確認した巣箱総数14ケ(内今季新設5ケ)の内、産卵を確認した巣箱は7ケ。卵総数は27ケでした。まだこれから産卵巣箱も卵数も増える可能性は十分あります。

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ササユリの咲いていたSさんの巣箱も、毎年産卵が確認されているIさんの巣箱にもまだ卵はありませんでしたが、タワマンと呼んでいるMUさんの巣箱には、

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今年は4つの卵が確認出来ました。

そして、観察小屋にトイレまで付けたMさんの巣箱、

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というよりも、交尾シーンが撮れなかったこの巣箱のブッポウソウの番は、

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何と!いつの間に、最多の5卵を産んでいたではありませんか!

いつ交尾をしていたのか? 下衆の勘繰りですが、巣箱内が広いので、もしや中で。

そしてそして、

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10体もの用途不明の案山子を並べられた秘境ラーメン食堂の巣箱には、

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なんとなんと、シジュウカラが7つもの卵を産んで抱卵中でした。

来季は、4月下旬まで巣箱の入口を塞いでおきましょうね。それと、案山子の撤去をお願い致しましょうね。(笑)

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2025年6月 4日 (水)

巣材を採取するコシアカツバメ

雨上がりの夕刻、実家の母屋裏の空き地に出てみると、数羽のコシアカツバメが降り立って巣材の泥を採取しているところを見掛けました。

機材を持ち出して撮影することに。

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3月の下旬にツバメが遣って来て、遅れること約1か月、実家のある小さな町中にコシアカツバメ達が遣って来ました。

近所に3か所巣を掛けていて、目下、昨年の巣の修復と新築の真っ最中です。

アスファルトやコンクリートで覆われた街中では巣材の確保も難しく、土が露出した畑地に遣って来ます。

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雨水の残った窪地の柔らかい泥を口いっぱいに頬張って、

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修復、新築中の巣に持ち帰ります。

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斜陽の空を飛ぶコシアカツバメ

下は、向いの廃業された商家のテント屋根の内側で新築中の巣です。

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今年もカラスに遣られることなく無事に子育てを終えてくれることを祈りましょう。

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2025年6月 3日 (火)

タワマンのブッポウソウ

さんの観察小屋で粘っていると上空で3羽のブッポウソウがギャーギャーとうるさく舞う時間帯がありました。まだ、あぶれ雄が居るようです。

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上は、あぶれ雄を追い払った後に巣の前の止まり木に戻って来た番です。

二羽で喉元を膨らませ身体を上下させて勝鬨を上げていました。

この日は動きが無かったので、他のオジサン達の巣箱を巡ってみました。

タワマン(タワーマンション)と皆で呼ぶ豪華なMUさんの巣箱(*1)では、

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中に一羽(雌鳥)が居て、もう一羽(雄鳥)が餌を運んでいました。

今年は順調な繁殖活動が観られそうです。(*2

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周囲に写真映えのする止まり木が無いので巣箱がらみの写真しか撮れませんが、MUさんにはこの写真をプリントして進呈する積りです。

*1:太いポールに業者作製の立派な蛇返し。それに、巣箱掃除時に巣箱を容易に下せるように滑車が付いています。この豪華さを揶揄して「タワマン」と呼びます。(笑)

*2:昨季は、せっかく営巣しかけたブッポウソウでしたが、巣箱に襲来したヒヨドリの影響を確認するためMUさんは巣箱を下ろしてしまいました。それ以降、営巣を放棄してしまい、MUさんは寂しい夏を過ごされました。

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2025年6月 2日 (月)

ブッポウソウの飛び立ちシーン

止まり木からの飛び立ちシーンを狙うのですが・・・・・、なかなか。

こちらに向かって飛び立つケースは偶にしかありませんが、下は、偶々撮れた連続写真です。

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昨日はブッポウソウの撮影を休止して、掘り上げて畑に転ばしておいた200個ほどのタマネギの処理を致しました。百姓親父です。(笑)

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2025年6月 1日 (日)

他ではなかなか撮れない求愛給餌

交尾シーンは未だ撮れていませんが、さんの巣箱の前の朽ち木では頻繁に行われる求愛給餌のシーンが撮れます。

他所の環境下ではそう簡単には撮ることが出来ないブッポウソウの求愛給餌シーンです。

Buppousou202505280192 Buppousou202505280199 Buppousou202505280210 Buppousou202505280211

観察小屋から止まり木までの少し遠い距離(約80m)を除けば、スタジオレベルの撮影環境は素晴らしいものです。

経年による止まり木の消失を杞憂するさんは、巣箱の側に成長の早いの木の根を植えました。

ところで、明日の日曜日(本日のこと)にはさんの知人が観察小屋に来られるとのこと。撤収時には小屋内の片付けと床や棚の掃き掃除をしておきました。(笑)

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