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2017年9月14日 (木)

絵ぶた制作 2017-⑥

今日は、絵ぶた制作の第6弾、主役の「ナンヨウハギドリー」と、その友達であり、すでに有名なキャラの「カクレクマノミニモ」の制作です。

絵ぶたの中央を飾るメインの作品です。昨年の「ウサギジュディーキツネニック」と同様に絵ぶた名人のY君が手掛けます。

Material201707073957

さすがに名人ともなると、粘土の模型も寸法出しをした図面も必要としません。何枚かの絵を見て頭に叩き込み、上の様な簡単なスケッチと縦横の概略の寸法を決めて取り掛かります。

Dorynemo201707083965

中央の台座の左手にドリー、右手にニモを配す計画で、ドリーの「針金」から始まりました。

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ここで、「針金」について少し、

使用する針金は、俗に言う鉄の番線ですが、主要な構造を形成したり、支持等に使用する場合は太い針金を、繊細な部位には細い針金をと、4種類ほどの番定の異なる針金を使い分けます。

そして、巻いた状態で納入される針金には巻き癖が付いていて裏表があり、概略の長さを決めてカットした後、片方の端を万力に挟み、親指の腹で押さえながら引っ張って延ばし、その巻き癖を取って直線にして使います。

この巻き癖取りには少々の技術が要り、すぐに誰でも出来る技ではありませんが、延ばした針金は綺麗な絵ぶた作りには欠かせません。

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上は、ドリーの「針金」の途中ですが、どうですか?  さすが名人Y君の「針金」。 無駄が無く、素晴らしい出来で、その曲線美は見ていて惚れ惚れします。

下の3枚の写真は、「ドリーニモ」の「針金」と「照明取付け」が終了し、一部「紙貼り」が始まったところです。その素晴らしい「針金」の技をご覧下さい。 (クリックで少し大きな写真となります。)

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下2枚は、プロ級の腕を持つ奥さん連中による「紙貼り」の途中。

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皺も無く、最小の重ねしろで紙が貼られて行きます。

Dorynemo201708034088

そして、「紙貼り」の完成です。

Dorynemo201708044098

色を付けなくても、もう立派な「ドリーニモ」です。

Dorynemo201708094116

書割り」、

Dorynemo201708114288

そして、「色付け」が、

Dorynemo201708114292

終了し、

Dorynemo201708124306

全体の「蝋引き」を経て完成です。

上は、「蝋引き」を手伝ってくれているY君の次男です。

台座に岩を配して、その上に「ドリーニモ」を乗せる予定を変更し、Y君は、岩をアコヤガイに変えて明るい配色にしました。

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ここで、「色付け」について少し、

使用する絵の具は水性のポスターカラーですが、色の種類は白と黒を入れてたったの6色。 赤、青、緑、黄、と、白、黒です。 この6色で色作りをして行きます。

原色が使えれば、派手で迫力のある作品に仕上げられますが、中間色を多用するキャラクターの場合は色作りが大変です。そして、途中からの継ぎ足しも儘なりません。

紙の吸着量と塗る面積を推定し、一度に大量に調合しておく必要があるのです。

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以上で、台座と全てのキャラクターが揃いました。 さあ、次回は最後の台車へのマウンティング(「台車取付け」)です。

(続く)

昨夕、小笠原・硫黄島クルーズのツアー『鳥の観察会』から無事帰って来ました。お蔭様で好天に恵まれ、そこそこの成果を上げることが出来ました。

只今、日焼けの治療をしながら、その成果を整理中ですので今しばらくお待ち下さい。

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コメント

針金は、紙を張っても外から見えるので大変だなと思っていたが、凄すぎです。針金が作品の出来を決めるとは言い過ぎですか❓

投稿: hiroyuki | 2017年9月14日 (木) 20時06分

hiroyukiさん
コメントありがとうございます。
正にその通りです。
針金がその作品の出来を決めます。
針金が上手いと紙貼りが楽で、紙が上手に貼れれば色付けが上手く行き、良い作品に仕上がります。
名人の作品は凄いでしょう?

投稿: 瑞鳥庵の住人 | 2017年9月14日 (木) 22時50分

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