舳倉の鳥(シマゴマ)
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今日の舳倉島の野鳥はチゴモズです。
今回、先に島に渡った鳥友から事前に報告を受けていた珍鳥(私にとってですが)は数多く居ましたが、残っていたのはチゴモズぐらいでした。
複数の個体が居て、島の周りを順繰りに廻っていましたが、浜の草原に出たこの個体は、余り警戒心が無かったようでした。
眼が出ていませんが、羽虫を捕らえてハナウドの枯れ枝に帰って来たところです。
(撮影日:2017.05.16~17)
余談ですが、
島の漁師の方にお聞きした話ですが、その昔は島にも畑が広がり、海女さんでも片手間に作付けが出来るジャガイモやネギを作っていたとか。 その後、過疎化が進み、畑は放棄され、現在残る松の植林がなされたそうで、チゴモズが止まり、コウライウグイスが止まる松の木は、未だ樹齢50年ほどの若木なんだそうです。
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本日から、舳倉島の野鳥達の掲載を始めます。
この度の舳倉島遠征は、5月15日~19日の4泊5日の日程でしたが、生憎の好天続きで、思ったほどの成果はありませんでした。 やはり天気はそこそこ荒れた方が良いのです。
しかし、今年の舳倉島は例年と少し違っていて、我々の滞在した期間を除き、その前後と言って良いのですが、珍鳥出没のオンパレードだったそうです。 鳥運の無い我々のいつものパターンでした。
しかし、希少種含め、ライファー4、5種ゲットは少し欲張りでしょうか?
いきなりですが、
幼鳥は数年前に地元の権現山で撮ったことがありましたが、成鳥は初めてでした。
トケン類の一羽が道を横切って薮に飛び込み、その後を辿ると、なんと、目の前10mほどの枯れ木に何か白い鳥が止まっている。
ジュウイチでした。
その日撮れたのは私を入れて3名のみ。 長年遣っているとこんなこともあるのですね?。これって、鳥運が良いってことかな?
(撮影日:2017.05.17)
余談ですが、今年の舳倉島は毛虫が居ないとのこと。 確かに、オオイタドリの葉にも虫食いの痕が見当たらない。 周期的なものだそうですが、これでは、トケン類は餌にあり付けないのです。
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今日の野鳥もセイタカシギです。
アボセットの居た蓮田の周りには小さな葦原も広がり、セイタカシギ達は餌を求めて近くの蓮田間を飛び回っていました。
そうなんです。ここは、民家からもそう離れてはいない蓮田なんです。
居並ぶカメラマン達を恐れもせず、頭上を飛び廻ります。
気が付くと一羽のセイタカシギが、
巣の近くから何かを咥えて飛んで行きました。
割れた形状からは、どうも孵化した殻では無い様で、何かにやられたのかも知れませんね。
他の卵が無事孵化し、雛が立派に育つ様、祈るばかりです。
(撮影日:2017.05.23)
舳倉島遠征の写真整理がほぼ終わりましたので、明日からは、「舳倉の鳥(○○○○○)」のタイトルで連続投稿の予定です。 ご期待下さい。
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今日の野鳥はセイタカシギです。
アボセットを撮りに行った木更津の蓮田には、10数羽のセイタカシギの群が居て、確認出来ただけでも三箇所に営巣して抱卵中でした。
農道から僅か5、6mの距離で抱卵するセイタカシギ。
後頸が黒くて、亜種オーストラリアセイタカシギの様に見えます。 全て確認した訳ではありませんが、ここの蓮田には頭頂部が黒いセイタカシギの姿はありませんでした。
そして、この抱卵していた番の一羽ですが、胸元がほんのりピンク色。図鑑にも記載が無く、まさか汚れでは無いでしょうね。
下は、抱卵の交代シーンです。
蓮田の持ち主の方は、このセイタカシギ達の雛が巣立つまで水を抜かないとか聞きました。 素晴らしい対応です。
(撮影日:2017.05.23)
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今日の野鳥はソリハシセイタカシギです。
英名でアボセットと呼ばれるこの人気のあるソリハシセイタカシギが、東京湾の向こうの木更津に出ているとの情報を貰っていましたが、夏風邪に舳倉島遠征が続き行けませんでした。
抜けてしまったとの情報が入ったのが舳倉島滞在中でのこと。又もや大物を撮り逃がした、と思っていたら、3日ほど居なくなってまた戻って来たらしい。
少し風の強かったピーカンの早朝にアクアライン経由で出掛けてみました。
若鳥だと言われていましたが、虹彩が赤く、多分、雄鳥でしょう。
同じ蓮田に営巣しているセイタカシギとのバトルや、飛立ち、飛翔等のパフォーマンスは観せて貰えず、
辛うじて遣ってくれた向こう向きの背伸びと、
(撮影日:2017.05.23)
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今日の野鳥は、外来種(移入種、飼育鳥)のコブハクチョウです。
大洞の泉からの帰り、コブハクチョウの様子を観に、山中湖畔を回って見ました。コブハクチョウが放鳥されている沼池での、子連れのコブハクチョウの情報があったからです。
湖を探しますが、子連れの姿は見当たりません。探していると・・・、一羽のコブハクチョウに重なるように小さな雛の姿がありました。たった、1羽でした。
片時も側を離れようとはしませんが、
本日の遊泳訓練はこれでお終い?
金網で囲われた巣には抱卵を放棄された卵が1つ残されていましたが、多分、無精卵でしょう。
卵が幾つ産み落とされたか知りませんが、近所の世話をする方の話では、山が近くてタヌキなどが雛を狙って捕食してしまうとのこと。自然は厳しいですね。
岸に営巣場所を設営せずに、浮き巣でも作ってやれば?と思いましたが・・・。
この一羽の雛の運命は如何に?
(撮影日:2017.05.08)
舳倉島の野鳥は、目下、鋭意、画像整理中です。今少しお待ち下さい。
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長々と連載(ここ数日は予約投稿ですが)して来ました甑島の野鳥は今回を持ちまして終了です。
既にお知らせしておりますように、今月14日に発って、15日~19日までの予定で舳倉島に出掛け、今しがた、自宅に無事帰還致しました。 成果ですか? 今後のブログにご期待下さい!
今日は、タイトルに有ります様に、甑島の最終まとめといたします。
未だ載せていない野鳥写真は2種。
バナナの花に止まるメジロと、
スイバの穂に遣って来たスズメぐらいですが、ホオアカ、猛禽類(ミサゴ、ハヤブサ、サシバ、ノスリ、トビ)の他、アマツバメ、ツバメも記録に残しました。
主に探鳥した手打地区には武家屋敷があり、
島の観光は殆んどしませんでしたが、
ミサゴの営巣を見に行った島の西側の岸壁は、Kさんが「グランドキャニオン」と言うほどは無いとしても綺麗な場所でした。
島の端を回り、串木野新港に向かう「フェリーニューこしき」。次の日、我々もこのフェリーで帰りました。
これは、下甑島のお土産の薩摩焼酎「甑州」ときびなごの燻製とオイル漬。美味でした。
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余談を一つ、
フェリー乗り場で待つ間、缶ビールを買いに入った近くのスーパーに、チャリンコのおばさんが遣って来て、
おばさんいきなり店主に、「UFO来た?」 との問い。
エッツ! UFO? とうとう出たか!?
「一箱入ったよ!」と、店主の返事。
アッツ。
実は、「UFO焼きそば」のことでした。 人騒がせな甑島の人達でした。
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話がすぐには終わらないのが旅というもの。
帰りのフェリーからの海鳥観察での出来事。小雨模様で途中までオオミズナギドリ等を観て引き上げたその後、港に近くなった最後の最後に80羽ほどのカンムリウミスズメの群が近くで観えたとか。 ショックでした。
私は旅でまた一つ勉強させられました「探鳥は、最後の最後まで諦めてはいけないのだ」、と。
名ガイドのMさん、現地ガイドのKさん、そして、今回のツアーでご一緒させていただいた皆さん、大変お世話になりました。 お礼申し上げます。
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今日の野鳥は、再度登場の夏羽のアカガシラサギです。
下甑島ツアーの最終日は朝から小雨模様。 午後2時半過ぎのフェリーの出港まで、専用バスの中からの探鳥でした。
一車線の山道を走っていると、手打地区の山裾で、アマサギの群に混じってアカガシラサギが採餌しているところに出くわしました。
ボサの中を歩き回り、一心に採餌をしていましたが、雨が滲み込んだか、身震いを始めました。
こちらを向いたひょうきん顔です。
嘴の先に枯れ草が挟まり、昔何処かで見たことがあるような・・・・・
♪~ どぉ~こかでぇ~、だぁ~れかがぁ~・・・ ♪
そうです! 木枯紋次郎ですよ。 (年齢が分かってしまうこんな古い(相当古い)ギャグは使いたくないのですが・・・ )
道中合羽に三度笠。 まったくのひょうきんものですね。?
雨の上がる気配も無く、探鳥を切り上げて、現地ガイドの K さんが郷土資料館で開催中の個展を観に行きました。
120種の野鳥写真が展示されていましたが。中には垂涎の野鳥種も。 UFOやパワースポットばかりでなく、渡りの野鳥種でも「下甑島恐るべし!」でした。
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今日の野鳥はウミネコです。
余程題材が無い時にしかウミネコなど・・・・・ と思いますが、甑島はウミネコ繁殖地の南限だそうで、
最終日、雨の中をバスで廻っていると、河口の浜にウミネコの群が・・・、
同行のツアー客の中から、「キアシセグロカモメが居る、ホイグリンカモメでは?」との声がして、バスは暫し路肩に停車して観察が始まるが・・・、雨の中、どれがどれなのか分からない。
「黄色い脚のセグロカモメは要注意!」ぐらいのカモメ類の観察注意点は知っていますが、込み合うバスの窓からは、「今、羽繕いをしている奴!」とか、「その右の奴!」とか言われても、20数羽も居る鷗の中では皆目見当が付かない。
半ば諦めて、目線を拡げて、周りを鳥瞰視してみると・・・、ウミネコが何か遣っている。
交尾です。 こちらの方が興味津々。
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今日の野鳥は、珍鳥ズグロチャキンチョウです。
手打地区を流していると、ガイドさん2人の入った数名のグループから、「珍鳥ズグロチャキンチョウが見付かった!」との連絡が・・・。
キガシラセキレイの二の舞は踏みたくありません。 慌てて急行です。
教えて貰った小川沿いの土手の低木に地味な小鳥が止まっていました。
ズグロチャキンチョウの雌鳥でした。
時折動いて止まり場所を変えてくれましたが、其の都度、枝被りの少ない角度を探して撮影するものの・・・・・、
一度飛び去った後に、もと居たブッシュに帰って来た際、やっと、被りの無い全身が写せました。( が、バックが煩くてごちゃごちゃ。)
タラノメの綺麗な若葉と一緒に撮りたかったのですが、それは贅沢と云うものでした。
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今日の野鳥はコムクドリです。
今回探鳥した下甑島の手打地区は、海に面した農耕地が広がり、畑あり、田圃あり、耕作放棄地あり、小川あり、山裾あり、適当に集落が密集し、散在し、そして、小中の学校には芝生の校庭あり、といった絶好の探鳥地で、島の南端に位置する立地条件からも、これほど渡り鳥の探鳥に向いた所は無いでしょう。
小グループに分かれて鳥を探していると、別のグループから、小学校の芝生の校庭にキガシラセキレイが出ているとの連絡が入り、急いで移動。
息せき切って到着すると、「アカハラとヒヨドリが、今、キガシラセキレイを追っ払ってしまった。」とのこと。 「エェーッ!?」
こんなもんです。 いつも・・・。
また帰って来るのでは?と、鳥友Sさんと二人で待っていると、目の前のアコウの木に、沢山のコムクドリが! キガシラセキレイを追い払ったというアカハラの姿も。
アコウ(イヌビワというイチジクの種類の仲間で、九州、四国などの暖かい海岸線に自生)の実を食べに来たコムクドリの雄鳥と
雌鳥です。
たわわに実をつけたアコウの木を見るのは初めてでしたが、コムクドリの羽色になんとマッチしていることか!? まるで同化してしまって、コムクドリの姿を見付けることは至難の技のようでした。
群れは十数羽を数えましたが、このアコウの実の状況からすると、当分居座るのでしょうね。
キガシラセキレイですか? 残念ながら今回は、鳥逃がして、否、撮り逃がしてしまいました。
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今日の野鳥はムネアカタヒバリです。
手打集落の農耕地には、タヒバリ類が多く居て、皆で希少種を探しましたが、私には特徴がはっきりしたムネアカタヒバリしか探せませんでした。
土手の斜面に出たムネアカタヒバリ。 頭部から胸にかけて綺麗な赤褐色をした夏羽です。 これほど綺麗なムネアカタヒバリは初めてでした。
そしてこれもムネアカタヒバリ。
雌鳥と思っていた胸に黒い縦斑がある個体ですが、ムネアカタヒバリは雌雄同色で、2タイプが居るとか。 ガイドのMさんに教わりました。
他にも希少種が居ったそうですが、写真にはなりそうも無く諦めて他に行きました。 後の鳥合せで聞いた話では、コマミジロタヒバリが居ったそうな。
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今日の野鳥はシマアオジ♀です。
下甑島では、渡り鳥が最初に入る島の南に位置する手打地区の農耕地が主な探鳥場所でした。
現地ガイドのKさんが「(昨日は)数羽が居った。」と言う、その農耕地の一角の、珍鳥ズグロチャキンチョウのポイントで、その姿を一目観ようと、皆、粘りに粘りましたが、観えませんでした。
待っていると、塒にしている?と言われるブッシュの枯れ草に小さな小鳥が止まりました。
なんと、環境省のレッドリストで、CR:絶滅危惧ⅠA類に指定されているシマアオジの雌鳥でした。
遠くて、枝被りで、風に揺れる枯れ枝を縫って、やっとこさ撮れた写真です。
シマアオジに付いては、Wikipedia にも詳しく書かれていますが、下に興味ある論文を見付けましたのでご紹介致しましょう。
AFPBB News: 『シマアオジ、「中国の食習慣」で絶滅の危機に 論文』
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今日の野鳥はアカガシラサギです。
今回下甑島で連日探鳥した手打地区には、2羽の夏羽に換羽したアカガシラサギが居ました。
嘴に鮮やかな青味が差し始めた個体の2個体でしたが、警戒心が強くて、なかなか近寄らせてはくれませんでした。
細い草生した農道を進んで行くと、草を掻き分ける小さな音にも驚いて、隠れていた草叢から急に飛立ちます。 したがって、近場の飛びものは全て後追いの後ろ姿となってしまいました。
これは、小雨降る最終日にバスの中から撮ったアマサギの群の中で採餌するアカガシラサギです。
後方のアマサギと比較すると思ってたよりも小さいのに驚きました。 図鑑によると、アマサギ:L 51cm、アカガシラサギ:L 45cmと出ていました。 フィールドでの6cmの差は顕著でした。
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今日の野鳥もオウチュウです。
背丈のある枯れ草やフェンス、電線に止まって、飛んで来る羽虫を待ち受けて、巧みに捕獲していました。
獲物を見つけると、
飛び掛り、
フライングキャッチして元の枝先に戻って来ます。 獲物はハチの様でした。
このオウチュウ、翌日には姿を観ることは出来ませんでした。
当日の現地で、久し振りの出会いがありました。 現地ガイドのKさんにオウチュウの情報を入れてくださったのは、宮崎からの御三方。 その中のお一人は、一昨年前に北海道大雪山のギンザンマシコのポイントでお会いしたヤイロチョウの御仁。 今年も北海道に遠征されるそうで、ご活躍を期待いたします。
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