葦の花穂に集まる雀
今日の野鳥はスズメです。
先日のヒメクイナの出る臨海公園の葦原にはスズメの群れが居て、葦の花穂(かすい)に実った種子を食べに遣って来ていました。
穂先に止まったところを狙うと、スズメの重みで穂が下がります。まるでシーソーです。
花穂をしごいて旨そうに種子を食べていました。
しかし、水の浄化や自然環境の改善で知られる葦の、鳥類への貢献も多様で凄いものですね。
根っこには貝類や水生動物、小魚(稚魚)を育み、水鳥の餌場を提供し、若葉は水禽の餌さとなり、花穂に実る種子はスズメをはじめとする小鳥の餌となり、冬季は枯れ茎に潜む昆虫の卵や幼虫を求めて多くの小鳥が集います。そして密生した葦原は野鳥達の格好の隠れ家になるんですよね。
葦は良し。
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