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2015年11月29日 (日)

かご抜けのテンニンチョウ

今日の鳥は、過去の写真からテンニンチョウです。

今から7年前の10月。 渡り途中のノビタキと、磯のイソヒヨドリクロサギを狙って、神奈川県最西端の真鶴岬を訪れました。

黒い溶岩の磯で待っていると、長い飾り尾羽をしたサンコウチョウの様な鳥が磯の岩に上に降り立ちました。

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観たこともない鳥です。 機材のセットに焦りまくっている間に、

Tennintyou0440z20081011

崖の方に飛んで行ってしまいましたが、何とか証拠写真は撮れました。

珍鳥でしょうか? 図鑑では見たことがありません。

暫く待っていると、崖下の枯れ枝に止まってくれました。ほんの2、3分だったと記憶していますが、岬の裏側に飛んで行ってしまいました。

下は、何とか撮れた木止まりの写真です。

Tennintyou044920081011s

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次の釣行の予定をキャンセルして、急ぎ帰宅して図鑑を調べると・・・・・。 図鑑(フィールドガイド)の後ろの方の「野生化した飼い鳥(外来種や家禽)」のページに、その姿が載っていました。 ハタオリドリ科のテンニンチョウ(♂夏)と出ていました。

ちなみに、テンニンチョウ天人鳥)の生息地はサハラ砂漠以南のアフリカだそうで、完全な「かご抜け」だったのです。

(撮影日:2008.10.11)

でも、日本野鳥の会の「野鳥誌」に投稿して翌々月に写真と記事が掲載されました。下がその投稿記事の全文です。

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珍鳥大騒動!
 ペンネーム/瑞鳥庵の住人(神奈川県)
 
  野鳥撮影歴は20年になります。10月の連休を利用して、真鶴半島での秋の渡りの時期の野鳥撮影と、その後一泊で伊東でのヒラメ釣りをと、少々欲張った久し振りの遠出を実行しました。

  真鶴半島に着くや早速ノビタキのお出迎えです。海岸にはイソヒヨドリやトビ、沖の定置網ではミサゴのダイビング。久し振りの野鳥観察です。

  ススキにとまるノビタキを撮影していたら、ヒラヒラと舞い降りる尾の長い小鳥が。逆光で見る姿はまさにサンコウチョウ!しかし、順光でみる体色は白、しかも嘴は真っ赤!

  とっさに撮ったデジカメ写真は距離がありピンボケ気味だがなんとか見える。

  興奮冷めやらぬ間に、娘にメール。題名は〈珍鳥撮ったど-!〉。もちろん、その後の釣行はキャンセルして帰宅。急ぎ新刊の「フィールドガイド日本の野鳥」を紐解くと、しばらくしてこの鳥の絵が!

  名は「テンニンチョウ」。しかし、表題に「移入種」の文字が・・・・・・。

  立ち直るのに少々の時間が掛かりましたが、珍鳥として、我がホームページ(〈瑞鳥庵〉で検索可)にアップロードしました。アフリカ原産の野鳥で、国内では「かご抜け」としての観察記録と繁殖例もあるそうです。

  そして、釣りはと言うと、翌日伊東に出掛けて、ヒラメならぬ特大のアカエイ3匹をゲット。前日に続き、娘へのメールは 〈アカエイ釣ったど-!〉でした(笑)。

昔の話で申し訳ない。

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