« (創作珍鳥)ジンメンガモ | トップページ | 裏山の新客ジョウビタキ »

2015年10月25日 (日)

(創作珍鳥)カタリドリ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.27 (2006.06.03)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第27弾)

カタリドリ(Sturnus novaensis

スズメ目ムクドリ科。体長24cm、翼長30cm。雌雄同色で灰褐色をしているが、雑食性の太い嘴とアイリングは鮮やかな朱色をしている。
その他の外見上の特徴としては頭部の右側が極端に大きい。
低木の生い茂る低山広葉樹林帯に生息する留鳥とされているが、観察記録は殆ど無く、個体数も定かではない。
自然界には他の鳥類の鳴き声を真似る、ムクドリ、モズ、モッキンバード(北米)等の野鳥がおり、他にも、人の物まねをする、オウム、インコの類や九官鳥が良く知られており、総じてこれらの鳥は陽気な鳥としての地位を確保している。
これらの鳥の親分格がこのカタリドリで、一説によると右脳が素晴らしく発達しており、人の長時間に亘る会話をあたかもテープレコーダーで録音したかの様に記憶して、物静かな環境の中で、時として、テープレコーダーの再生よろしく、低い声で繰り返ししゃべって遊ぶという驚くべき習性を持っているらしい。しかし、その低音の鳴き声と、物真似をする会話の内容から、陰気な野鳥の部類に入るらしい。
瑞鳥庵の住人の旧友で、デバガメ趣味の御仁(ここでは先生と呼ぶ)が経験したエピソードとして、下の様な話があるらしい。
先生は、今でもこの話を思い出す度に鳥肌が立ち、身の毛が弥立つ思いをするらしい。後からこのカタリドリの話を聞き、飛び立った鳥のシルエットから、あれはこのカタリドリの仕業と思い込むようにしているらしいが、お陰様で、デバガメの悪趣味はすっかり直った。らしい。
「しかしこの鳥、NOVAに行かなくても、日本全土が津波に襲われた時も海外で十分にやっていける鳥である。」と、また訳の分からないことを瑞鳥庵の住人が言っている。

Kataridori

■探鳥のコツ
丹沢地方の藪を探すこと。エロチックな面白い会話の鳴き声を期待するならモーテルの近くの藪がお薦め。

■探鳥特殊機器
ビデオレコーダー
(現認用であるが証明は難しいだろう。モーテルの側の藪では使わない方が良い。)

**********************************************************************

カタリドリ観察エピソード  -2006.6.3-  by 瑞鳥庵

いつぞやの年の早春に、丹沢山塊のとある沢筋に山菜取りに訪れたとき、
藪の中から男女の声がするので、物静かに近寄り聞き耳を立てていると、

   女性の声:「あんた、あの娘とデートしたでしょう。」
   男性の声:「そんな、おぼえないよ。」
   女性の声:「嘘おっしゃい。知ってんだから。」
   ?「パン、パン」と云う乾いた音と「ボコ、ボコ」と云う鈍い音。
   しばらくして、
   男性の声:「・・・・・ じつは。???(聞き取れない声)」
   がして、尚も、聞き取れない男女の声がしばらく続いたという。

更なる興味を引かれた先生は、胸躍らせてその声のする藪の中に入り込もうとした。
 

その時に、一羽の鳥が飛び立ったことを記憶している。

男女の声のした辺りに踏み込んでみたものの、人影は無く、文明の利器である
テープレコーダーもSONYのラジカセもCDプレーヤーも見当たらず、
薄気味悪くなって一目散に麓の蓑毛のバス停まで駆け下りた。

先生は全身創痍で鳥肌も立っていたそうである。

|

« (創作珍鳥)ジンメンガモ | トップページ | 裏山の新客ジョウビタキ »

創作珍鳥」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (創作珍鳥)カタリドリ:

« (創作珍鳥)ジンメンガモ | トップページ | 裏山の新客ジョウビタキ »