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2015年10月30日 (金)

(創作珍鳥)スイチョクビタキ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.31 (2006.07.16)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第31弾)

スイチョクビタキ(Muscicapa verticale

スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科。体長16cm、翼幅23cm。体色は雌雄同色で背は褐色、胸部から腹にかけて薄い草黄色をしている。他のヒタキ類と同様に枝先に身体を立てて止まるが、このスイチョクビタキはさらに頭を反らして上空を見上げるような姿勢で止ることから探鳥時の判別は容易である。また、嘴の周りには比較的長い羽毛が生えている。
夏鳥として晩春に南方から渡来し、低地の広葉樹林帯の開けたところに営巣して4~5羽の雛を育雛することが報告されている。
このスイチョクビタキの特徴はその採餌の動作にあり、他のヒタキ類同様に双翅目、鱗翅目、カワゲラ目、カゲロウ目等の小昆虫を餌とするが、木立ちの上部の梢に止まり、上空を、それも真上を飛翔する小昆虫を見つけると飛び上がって捕獲し元の枝先に戻るという捕食動作を繰り返す。この動作自体は他のヒタキ類と余り相違は無いが、横、斜め横を飛ぶ小昆虫には目もくれないというか目が届かないところにこのヒタキの特徴=弱点がある。

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この捕食動作で思い出したのが、中立国スイスの空軍演習の話。瑞鳥庵住人の友人で、長年スイスに赴任されていた某氏から聞いた話しでは、空軍演習の日には垂直に立った飛行機雲が幾筋も見えるとのこと。国土が狭いので、水平飛行距離が稼げず、すぐに垂直飛行に切り替えざるを得ないために飛行機雲は垂直になるとのこと。これは余談です。

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話を戻すと、このスイチョクビタキについてのある密猟者の話では、いつも上ばかり見ているので下から近寄っても逃げなく、吸引力のあるDaysonタイプのサイクロン式、且つ、充電式のバキュームクリーナーで下から吸えば、いとも簡単に捕獲できるとのことで、掃除機を開けたら丸裸のヒタキが出てきて、尚も上に向かって飛び立とうとしていたとの話。お陰で生息数は極端に少ない。
人間でも視野が狭い者がおり、上位志向が強いばかりか、自己主張ばかりで協調性が無く、大抵器量は知れたものだが、そういう人気の無い御仁を「スイチョクビタキ」と呼ぶことにしたら如何かと住人が提案しています。

Suityokubitaki

探鳥のコツ
木立の梢に居り、真上にしか飛ばないことから、下から探すことは難しく、高い木の上に登って探すこと。

探鳥特殊機器
アルミ製の梯子、命綱
及び、墜落時保護用ヘルメット
(規格番号:労働省告示第109号)

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