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2015年8月18日 (火)

(創作珍鳥)ハタフリフウチョウ

■NATURE/HUMOR SERIES NO.12 (2006.01.21)

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第12弾)

ハタフリフウチョウ (Paradisaea vexillum)

スズメ目スズメ亜目カラス小目カラス上科カラス科カラス亜科ゴクラクチョウ族。 驚くほど長い分類名です。
体長22cm、翼長38cm。元来インドネシアはボルネオ島のジャングルに生息する鳥であるが、野鳥写真家の島鼠忠太氏が小笠原諸島にアホウドリの撮影に赴いた際に、僅かに生い茂る熱帯樹の梢で観察したのが日本での初認でありその後観察はされていない。船乗りによる持ち込みか漂鳥と推定されている。
メスは地味な灰青色、オスは全身深緑の光沢色で、胸にはブルーに光る羽毛と頭頂部に蝶の触覚のような一対の冠羽を有す。両翼の先端部初列風切羽5枚の下縁部が赤く、繁殖期には片方の翼を木の枝に擦り付けて羽の表面の赤色を落とし白くする奇妙な習性を持っている。他のフウチョウに見られるように、このハタフリフウチョウも珍しいつがい形成の求愛の方法を持っていて、他と同様にメスに選択権がある。メスがオスに向かって囀り、その囀りに合わせてオスがダンスを踊ると云うのだ。
メスの鳴声は非常に複雑で書き表せないが、鳥の声態学者の説では6種類の鳴声を混ぜ合わせて囀るとのことである。
ボルネオ最期の狩人と言われているプナン族の酋長の話では、このハタフリフウチョウのメスの鳴声には意味があり、「♪~赤上げて、白下げないで、赤下げて」とか「♪~白下げて、赤上げて、白上げない」とか長時間に亘って囀り、オスはそれに合わせて両翼を上げたり下げたりする。辛抱強く間違えることなく踊ることが出来れば、メスが後ろ向きになって交尾の姿勢をとるとのこと。
有名な動物学者アッテンボローの観察記録にも無い、珍しいフウチョウである。

Hatahurihuutyou_2

■探鳥のコツ
ボルネオのジャングルに行くしかない。

■探鳥特殊機器
10年前は、タバコ、日本酒、サツマイモ(金時)の苗、トランジスターラジオであった。(何れも酋長への土産)

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