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2015年8月22日 (土)

(創作珍鳥)ブラサガリフクロウ

NATURE/HUMOR SERIES NO.16 (2006.01.29) 

A FIELD GUIDE TO LITTLE-KNOWN & SELDOM-SEEN BIRDS OF JAPAN
日本の知られざる珍鳥の図鑑 (第16弾)

ブラサガリフクロウ (Strix ornatus)

フクロウ目フクロウ科。体長23cm程と報告されており、フクロウ類の中では小さい部類に入る新種。
発見者の報告では、頭部を含む上半身が金色の羽に覆われていたとのこと。
昨年12月下旬に新種発見の報告がされ、現在、山種研究舎にて大々的な調査が行われている最中である。
少し長くなるが、ここでは驚くべき発見の経緯を話さなければならないであろう。そこには人生のドラマが存在する。
東京足立区の町工場の社長が、事業に失敗し、また、懇意にしていた徒町のキャバレーのホステスから3ヶ月になるお腹の子供の認知をせまられて八方塞がりになり、富士の青木ヶ原樹海にて此の世に最期を告げようと考えた。暮も迫った12月23日の金曜日の夜に愛車のBMWで青木が原に向かい、西湖の西に広がる樹海の中に踏み入っていった。死ぬ手立ても選べず恐ろしく寒い一夜を過ごした次の日の夕刻に、奇妙な動物の鳴声で居眠りから覚め、傍らの樅の大木を見上げると、暮れかけた空の明りをキラキラと反射させた電球のようなものが沢山ぶら下がり、「ブラボー、ブラボー」と啼き交わしている。良く観るとなんと奇妙なフクロウの群れではないか。しばし観察をしている間に死ぬことが余りにもつまらないことに思えてきて、再起の思いが漲って来たのは社長本人にとってもとっても不思議であった。所持していた携帯の唯一使える機能であるカメラでその様を撮影し、来た道を暗中模索していた朝方に、捜索願を出していた家族と富士吉田署の警官に発見されて事なきを得た。
事情徴収の際に、このフクロウのことを話し、たまたま富士の奥庭に野鳥観察に訪れていた山種研究舎の研究員がおり、当日に「新種フクロウ発見か?」のニュース報道となった。奇しくも25日、クリスマスの日の出来事だった。
その社長の話により想像図(下の絵)が作成されたが、360度回る頭部をフルに活かせるぶら下りの姿勢は、木の上から獲物を探すのに適していることから進化をしたのではとの研究舎からのコメント付きで、「ブラサガリフクロウ」と命名された。
発見者の社長はというと、診断の結果、遠の昔から生殖機能が無いことが分かり、ホステスは詐欺容疑で逮捕され、一方、この発見が契機となって、フクロウ好きの欧米からクリスマス用のオーナメントとしてブラサガリフクロウのミニチュア作成の依頼があり、現在、今年のクリスマスシーズンに向け、作りきれないほどの注文を受けたとのことである。言うまでも無く、奥さんや家族からは数知れない罵声と体罰が与えられたそうです。(ここだけの話としてやって下さい)
残念ながら、携帯の写真はPCへのダウンロードに失敗し、消失してしまって現存しない。

Burasagarihukurou

■探鳥のコツ
クリスマスイブの日に青木が原樹海の奥深いところに入ってみるしか今のところコツは無い。

■探鳥特殊機器
ノクトビジョン(赤外線暗視双眼鏡)と引き返すための長いロープ。

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