草地のあかしとど
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今日の野鳥はセッカです。
サバンナシトドを撮りに行った静岡県の小さな草地には、多くの草地の鳥が居て、その小さな農耕地の中にポツンと残った草地を採餌場兼塒にしていました。
セッカです。
草地に飛んで来て、そのまま潜ってしまいましたが、春の陽気に誘われて、農耕地の上空を飛び回る姿も散見されました。
余談ですが、日本鳥類学会が12年振りに見直しを行った「日本鳥類目録(2012年7月改訂)」によると、このセッカはスズメ目ウグイス科から分離され、スズメ目セッカ科セッカ属とされ、めでたく(?)独立しました。
近年の分子系統学の進歩により、分類が大幅に見直されたそうですが、サギ科はコウノトリ目から分離され新たにペリカン目になったり、タカ目以外にハヤブサ目が新設されたり。
そしてスズメ目に至っては、ツグミ科、ウグイス科、そして、ヒタキ科の改訂が大きく、セッカが属していたウグイス科では、
オオセッカはセッカ科ではなくセンニュウ科に、○○セッカはムシクイ科にと、今迄のネーミングからは科属が直ぐには分らないことになっています。
可愛い野鳥の写真を撮る分には何も関係ないことですけれどもね。
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珍鳥サバンナシトドが静岡県に入ったとの情報を貰ったのは、昨年のクリスマス。郷里岡山の田舎に居た時です。
その後に頂く追加情報や、鳥友達からの情報では、サバンナシトドはかなりの難敵で、なかなか良い写真を撮らせてくれないとのこと。
強風等の悪天候による撮影環境の悪さに加え、当のサバンナシトド自身が、警戒心も強く、日に1~3回ほどしか姿を現してくれないとのことでした。 それも枝草被り・・・。
3月に入り、既に抜けたのではとの懸念も抱いて、天気の良い日を狙って、一昨日、鳥友と一緒に出掛けてみました。
同行の鳥友は0勝3敗。証拠写真しか撮れておらず、今回が4度目の挑戦です。
現地に着くと、いろいろな撮影ポイントで良くお会いする野鳥写真家の叶内さんも来ておられ、お聞きすると早朝から出ているとのこと。
待つこと1時間。 深耕された乾田に出て採餌をするサバンナシトドを、叶内さんのグループの方が見付けてくださいました。
稲株の間から顔だけが見えます。 これ、キマユホオジロのメスに似てない?
草陰から横顔が見えました。草の実を咥えています。
少しして体全体を現しましたが、トラクターの音に怯えて草むらの中に飛び込んでしまいました。
その後・・・・・。 「午前中しか出ない。」 「出ても1時間半か2時間間隔。」・・・・・否な言葉が飛び交います。 「次は1時!」 「出なかったから1回パスして、2時半!」・・・・・。
とうとう2人だけになり。 3時半まで待って・・・ 「やっぱり出てこなかったね。」で、引き上げました。
結局、草止まりは撮れませんでした。 同行の鳥友は4連敗。 「西は鬼門だ!」と、ぼやいていました。そういえば、数年前に一緒にシベリアハヤブサを撮りに来て駄目だった場所もこの近くでした。
サバンナシトドは北米の鳥。 旧名をクサチヒメドリ(草地姫鳥)。 鳥友曰く、「この旧名の方が良く似合っている。」 私もそう思います。
何故か、北米のほとんどの野鳥に和名が付いていて、写真に撮ったことがある”Red-winged Blackbird” という両肩の雨覆が赤いムクドリ大のブラックバードがいますが、その和名はなんと「ハゴロモガラス」。 センスの無いのには呆れますが、クサチヒメドリはなかなかのネーミングですね。(余談でした。)
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今日の野鳥は、山の公園の山桜(ヤマザクラ)に来たメジロです。
ヒレンジャクを撮りに行った湘南の山の公園の広場には、開花時期の早いヤマザクラが満開でした。先週の日曜日、3月中旬のことです。
そのヤマザクラの花の蜜を求めて、メジロが数羽やって来ていました。
開花と同時に若葉も開く品種のヤマザクラで、一重の薄紅色の花びらが若葉の新緑に良く映えていました。
ここのヤマザクラの品種は判りません。ヤマザクラは兎に角品種が多くて、その一本一本が別品種と言えるぐらい多品種なのだそうです。
それにしてもメジロは、その綺麗な桜の花から花へと、良くもまあ、チョコチョコと飛び回るものです。 少しもジィッとはしてくれません。
ファインダーで追うのがやっとです。 バックが抜けて・・・、露出補正など間に合う訳がありませんョ・・・。
そして、次の日。
我が家の庭に植わっている遅咲きの梅にもメジロがやって来ていました。
我が家の梅の品種は、豊後高田。 3月の中旬頃にやっと満開を迎えます。花は薄紅色。そして何よりも遅咲きをカバーできるのは、6月の上旬に収穫期を迎える大きな梅の実です。一粒40~45gの 粒揃いで、美味しい梅酒の材料となります。
嘴の周りを花粉で真っ黄色にして、メジロやヒヨドリ達が受粉に協力してくれるのは良いのですが、スズメとシジュウカラは、花を付け根から切り落とすいたずらものです。
さあ、今年は何キロ採れるかな?
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今月末には菜園での夏野菜の植え付けに岡山の実家に長期帰省致します。
40日に及んだ今回の帰宅でしたが、帰宅中のノルマとして、確定申告、車検、それと健康保険の切替、そして、それらに加え、鬱蒼と茂った庭木の剪定がありました。
小さな敷地に、すくすくと野生的に成長した庭木が数本あり、今までは、嫌がる植木屋さんに頼んで、2、3年に一度の強剪定をしていました。 しかし、リタイアしてからの年収では、植木屋さんに支払う一回10万円にもなる費用は大きな痛手です。
そこで、菜園の果実の剪定よろしく、自前で挑戦することにしました。幸いにも、経年で樹形はそこそこに出来上がり、幹の径50cmにも育ったヤマモモの木が代表する様に、枝振りが良く、足場の確保が容易で、素人でも比較的安全に作業が出来ます。
しかし、困ったことは、剪定枝の処分です。
ゴミの排出要領が変わり、燃えるゴミに出すには小さく切り刻んで45Lのゴミ袋に入れて出すしか方法がありません。
庭隅に溜めた剪定枝をノコギリと剪定ばさみで細かく裁断してゴミ袋に詰めます。
剪定ばさみの小枝を切る「カタ、カタ」という小気味良い乾いた音と、「ヒッツ、ヒッツ」という油切れの刃先が時折立てる音がジョウビタキの声に良く似ています。
小枝を切り刻む作業を止めても、似たような音が近くから聞こえます。そして、尻尾を振る小さな鳥影が、・・・・
隣の神社と我が家の庭を縄張りにしているジョウビタキのメスです。 近くの枝垂れモミジの枝先に止まって尻尾を振っていました。
落ち葉を掃いた植え込みの中に虫でも居るのか、
小さな庭中を飛び回り、枝木を切り刻む単調な作業に楽しみを与えてくれました。
作業の合間に、手持ちのズームレンズ(150-500mm)で、その可愛い姿を撮らせて貰いました。
そしてこれは、バードバスに水を飲みに来たシロハラです。
隣が神社という環境もあってか、バードフィーダーとバードバスを置いた我が家の小さな庭先には、過去に21種もの野鳥がやって来ていました。
その御蔭(?)で、植え込みにも芝生にも実の成る雑草がはびこり、植栽の庭掃除も大変ですが、こんな可愛い鳥達を眺められるのですから幸せと思い、帰宅の間は庭掃除にも精を出しています。
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今日は、ヒレンジャクの飲み水の争奪戦、木の洞に出来た小さな水場でのバトルです。
広場のいくつかの高木の股に洞があり、雨が降れば小さな水溜りが出来るようです。その水溜りは、ヒレンジャクにとって格好の水飲み場になり、狭い洞ではいつもバトルが起こります。
広場にあった木の股の水飲み場は一羽がやっと入れる大きさで、毎回のようにバトルが生じていました。
では、そのバトルの連続写真を、
順番待ちをしていたのですが、待ちきれずに次のヒレンジャクが飛んできました。
バトルの始まりです。
後続は追いやられましたが、翼で払った会心の一撃のシーンをアップでどうぞ。
右の翼でパンチ? 否、昔懐かしい「空手チョップ」です。 汗でしょうか?何か飛び散っています。
やるものですねぇー
もう既にヤブランの実は食べ尽くされて、この山の公園からは移動していったのではと思います。 今期も十分に楽しませてくれました。
今回でヒレンジャクシリーズは終了です。
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今日は、ヒレンジャクの採餌シーンの写真です。
餌はもっぱら山の公園の広場に自生する藪蘭(ヤブラン)の青黒い実です。
リュウノヒゲの実の様に綺麗な色ではありませんが、黒いヤブランの実にも光沢があります。穂に数珠繋ぎの様に実が成り、この穂を見ていれば、何時までヒレンジャクがこの地に留まってくれそうか推定できるでしょう。
ヤブランの実を求めて群れが降り立ちます。
この場所にはまだまだ実が残っているようです。
穂先に残った実を求めて、ホバリングをするヒレンジャクもいました。
この場所は9割方食べ尽くされています。
”Good Shot!”・・・でしょう? 2羽が同時に実を咥えた瞬間です。
今回の群れの数は40羽弱とのこと。この分では、あと数日でヤブランの実は食べ尽くされてしまうでしょう。
また来シーズンの飛来を期待しましょう。 今度は黄色い友達も連れて来てくれます様に。
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今週の日曜日、湘南の高台にある公園の広場では、数本の山桜が満開でした。
その広場に自生するヤブランの実を求めて、今年もヒレンジャクの群れがやって来てくれました。 そして、満開の桜の枝先に止まるヒレンジャクの姿を写真に収めようと、大勢の野鳥カメラマンが「桜とヒレンジャク」を狙ってやって来ていました。
そう言う私もその一人でした。
良い所に止まってくれず、枝、葉、はたまた、花被りの写真ばかりで、思うような「桜にヒレンジャク」は撮れませんでしたが、何とか収めた拙い写真をご覧ください。
バックが透けて、露出補正に苦労しました。
「葉桜とヒレンジャク」になる始末。
これも良いんだけど、花が被ってる・・・・・
ヒレンジャクにとって、桜の枝はヤブランに降りるためのただの止まり木であって、文句の言えないなかなか難しい撮影でした。
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今日の野鳥は、日曜日に湘南の山の公園で撮ったヒレンジャクです。
隔年で渡来する群れの大きさに変化(の傾向)があるヒレンジャクです。昨シーズンが盛況でしたので今シーズンは期待薄かと思っていた矢先、鳥友達から飛来の情報を貰い出掛けてみました。
まだヤブランの実の残る広場に20羽ほどの群れでやって来ては、また、高木の枝に戻るという採餌のパターンを終日繰り返してくれました。
メディアの容量が無くなるほどのショット数で、木止まり(その中でも広場に咲いていた山桜の木に止まる姿も)、採餌、そして、水を求めてのバトルシーン等、存分に撮影を楽しみました。
今日は、その中で、木止まりのシーンを掲載致しましょう。
芽吹き始めた低木の幹に止まるヒレンジャク。いつ見ても綺麗な容姿です。
鮮やかな羽色です。尾羽の先端の赤色部の幅が広いので雄の成鳥のようです。
ヤブランの実を狙って、群れで押し寄せるために待機組も居て、近くの低木に止まります。
時にはこんなポーズも。
採餌中に何かに怯えると一斉に奥の高木の枝に退避します。
ヤブランの実もまだ豊富に残っているのか採餌への飛来と高木への退避を頻繁に繰り返していました。
この山の公園の広場には、今が盛りと咲き誇った山桜の木があり、桜の枝に止まるヒレンジャクを何とかモノにしようと皆が挑戦していました。
明日は拙い桜とヒレンジャクの写真を掲載します。
ところでこのヒレンジャク、極東の鳥で日本の固有種ではありませんが、学名、英名共に”日本”の名前が付いています。 いずれ韓国あたりから名前の変更を申し立てられるかな?
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今日の野鳥も、昨日に続き、換羽中のハジロカイツブリです。
先週の銚子・外川の漁港の中には、群れで行動する3羽のハジロカイツブリが居ました。
この3羽、夫々で夏羽への換羽の進み具合に差がありました。
奥の個体は既に換羽終了。手前の個体は7割方終了。そして、先頭の個体は始まったばかりです。
何かに警戒して首を伸ばした瞬間です。頸筋の換羽の様子も良く分かります。
それにしても、奥の夏羽への換羽がほぼ終了した個体は綺麗ですね。
正面からの顔付が撮れました。なにかひょうきんな顔付です。 拡大してみましょう。
なに・・・・・? この顔! 誰かに似てる? 笑うしかありませんね。
これで、銚子遠征シリーズを終わりにします。
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今日の野鳥は、先週、銚子外川の港で撮った冬羽のアカエリカイツブリです。
身体つきはアビ類に良く似ていますが、体長では7割ぐらい小さなカイツブリの仲間です。
小さな漁港の中には複数個体が居て、採餌や羽ばたきのパフォーマンスを披露してくれました。
羽ばたきのシーンです。翼はかなり長いですね。
夏羽に換羽中の個体も居ました。渡去前にはもう少し襟が赤くなっているのでしょう。
距離は10m程。こんなに近くで、そして、強風を避けて撮影できるんですから、銚子周辺の漁港は良いですね。
ところで、アカエリカイツブリの英名は、Red-necked Grebe 。 「赤首鳰」とでも訳しましょうか。 この英名を聞く度に、”Redneck” を思い出します。昔、米国ノースキャロライナ州に赴任していた時、仲の良い友達が、田舎の義理の父親のことを、愛着を持って、陰でそう呼んでいたのです。酒好きで赤い鼻をし、南部なまりの英語を話す好々爺のお百姓。遊びに行った畑で、掘り上げたカブ(たしか、Tokyo-turnip と呼んでいた。)を、ポケットから取り出したナイフのブレードを作業着の袖で拭いて、皮をむいて食べさせてくれました。みずみずしくて甘かったなぁー。
そんなお爺さんの首も陽に焼けて真っ赤だった。
これは同じ港の中に居たカンムリカイツブリです。この子も同じく、夏羽に換羽中で、顎の後ろに飾り羽が出て来ていました。
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今日の野鳥は、先日の銚子遠征で撮った鴎です。
鴎と書いたのも、カモメ類に対する識別能力の無い私にとっては適正な表現と思ったからです。
銚子市犬若の海岸に、足の黄色いセグロカモメ大の鴎が居ました。
綺麗なスマートな姿の鴎です。 完全な夏羽に換羽する前でしょうか、首から肩にかけて茶色の斑が少し残っています。 問題は黄色の足です。
この個体、ホイグリンカモメ?、キアシセグロカモメ?、はたまた、ニシセグロカモメ?。
いつも野鳥情報を下さる先輩に写真を送り調べて貰うと、「タイミルセグロカモメ」ではないかとの回答。
「タイミルセグロカモメ」とは? 図鑑で調べたところでは、シベリア西方の北シベリア低地にあるタイミル半島付近で、その西側で繁殖するホイグリンカモメ(別説ではニシセグロカモメ)とセグロカモメが交雑繁殖した、ハーフの個体群を言うそうで、かなりの個体数が渡来するそうです。
以下は、同じ場所に居た、第1回冬羽と第2回冬羽と思われる幼鳥の写真です。(もしかすると只のセグロカモメかも知れません。)
第1回冬羽と思われる幼鳥。 風が強くて後ろから煽られています。
同じく幼鳥達です。
砂浜を闊歩する幼鳥
嘴の色からすると第2回冬羽の幼鳥の様です。
カモメ類に入り込むのは時期尚早の様な気がしてなりませんが、以前に買った文一の「カモメ識別ハンドブック 改訂版」は持っています。
そして、「日本の野鳥590」に続く、今年1月末発刊の(真木さんの)「日本の野鳥650」も一昨日入手しました。その数冊をもとに同定をしても、カモメ類の識別は容易なものではありません。私の見立てでは、ホイグリンカモメかキアシセグロカモメだったんですがね。
幼鳥期間が長く、夏羽、冬羽の換羽の激しいカモメ類の識別は専門家でも難しいようです。「日本の野鳥650」のカモメ類の記載について、既に、「カモメ識別ハンドブック」の著者である氏原さんから氏のブログに訂正が載せられているのには驚きました。
「日本の野鳥650」の購入者で、ご興味のあるお方は、「『日本の野鳥650』のカモメ類について」という氏原氏のブログのタイトルの項を検索されるのも宜しいかと思います。
カモメ類の奥深さを初めて知った様な、交雑個体のタイミルセグロカモメとの遭遇でした。
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今日の野鳥は、ケイマフリを撮りに遠征した銚子の周辺で撮影したクロガモです。
冬季の銚子周辺は、カモメ類を筆頭に、カイツブリ類、アビ類、ウ類や、海ガモ類が多く集結する場所の様です。
海ガモの中でも、ここ銚子周辺では、クロガモの群れが其処彼処で観察されます。
東京湾三番瀬辺りでも観ることは出来ますが、ここは10数メートルの距離で、且つ、いたるところで観ることが出来、さながら「銚子磯めぐり」のクロガモ撮影ツアーの様でした。
上嘴の上の黄色いコブが特徴の黒い海ガモです。 黒い顔に黒い眼。 キャッチライトを写し込むのに苦労します。
これはメスのクロガモ。 地味ですね。
次は、オスの羽ばたきのシーンです。
クロガモは、何処でも頻繁に潜って採餌をしていましたが、
波崎新港脇の水路では、時折り、大きな二枚貝を咥えて浮上していました。 アオヤギの様でした。
この水路では、クロガモの群れが泳ぐ中、ギャング釣りでアオヤギが釣れていました。
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一昨日は、同じ町の鳥友達と、銚子の漁港に出ているというケイマフリを狙って遠出をしました。
珍しい鳥が出れば何処にでも出掛けて行くお調子者でもありませんが、やはり銚子は遠いですね。片道3時間半。東京を抜けて行かねばなりません。「首都梗塞道路」なんてのは、古いオヤジギャグですよ。・・・ね。?
現地に着くと、朝方飛び立ったとの悪い情報! 「いずれ帰って来ると思うよ。待っていよう。」とは、悲壮感漂う強気。 オヤジ二人は慣れっこです。
野鳥カメラマンが抜けて行く中、・・・出ました。 ケイマフリです。堤防に挟まれた漁港の出入り口から姿を現しました。
潜って餌を捕った様です。
近い近い。15m程の距離です。ひとしきりシャッターを押して、先に帰られたカメラマンに連絡です。 やさしいオジサンです。
そんな人思いのやさしいオジサン(?)をケイマフリも見ています。
皆の集まって来る頃には漁港の向こう岸に。 皆が向こう岸に移ると、今度はこちらの手前10m程の所に浮上。近過ぎて画角に入りません。
下は、羽ばたきのシーンです。
夏羽は胸、腹の白い羽色は真っ黒くなり、眼の周りの白いリングは大きくなるそうですが、白黒の体色も綺麗です。
ケイマフリはウミスズメの仲間で、潜水をして採餌をします。下は、ダイビングの瞬間の連続写真です。(おまけです。)
真っ赤な足がアクセントです。
本命ゲットです。帰りの渋滞も気になりません。
「待てば海路の日和あり。」 これだからオジサン達は忍耐強くなって行く。?
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ブログのネタ不足の対応処置として、今日は、公園で飼育下のホロホロチョウを載せます。
ウズラの居た、隣街(H市)の総合公園の小動物園のふれあいコーナーに、ヤギやニワトリに交じって家禽化された外来種のホロホロチョウが居ました。
西アフリカ原産の野鳥で、肉食用に家禽化され、飼育しておられる農場も在るようですが、市場での流通はあまり盛大ではないようです。
栄養豊富で低コレステロール、臭みも無く上質の肉質から、ヨーロッパでは「食鳥の女王」とも呼ばれているとのこと。(顔付は冗談にも女王とは・・・?)
しかし、非常に神経質で、飼育は難しいとか。
エメラルドグリーンで塗装された床が綺麗で、ついついシャッターを押してしまいました。
公園の飼育ケージや動物園で、飼育下の鳥を撮るのも大いに有りですよね。
釧路動物園で、シマフクロウを撮らせて貰うとか・・・。
そうそう、高知の動物園ではヤイロチョウが撮れるとか。・・・・・。
上は公園の枝垂れ梅。 1週間前の姿ですが、ここのところの寒波で、まだまだ長持ちしそうです。
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今日の鳥はウズラです。
野性のウズラではなく、飼育下のウズラであることを最初にお断わりしておきます。
図鑑で調べると、「DD:情報不足」となっていて、私も未だ野性のウズラを観たことがありません。
この写真、先日、確定申告の帰りにトラツグミを撮りに寄った公園の小動物園の鶏舎で飼われていたウズラです。
ケージのネットにカメラを密着させ、なるべく障害物が写らない様に画角を決めて撮った写真です。敷いてあった落葉のお蔭で、なんとか野性の雰囲気を出せました。?
ウズラは、日本固有種ではありませんが、学名、英名共に、日本の名前が入っています。そして最も有名なのは、皆さんご存知のウズラの卵。とろろの上に乗った小さな卵(青のりと良く合います)。蕎麦汁に割り入れる褐色斑のある小さな卵。そして最も美味しいのは、中華丼や五目焼きそばの具の中の小さな卵ではないでしょうか。?
大幅に軌道を逸れてしまいますが、(ご容赦を!)
昔に立ち上げたHP:瑞鳥庵HOMEPAGEの創作珍鳥の項に、「コモチウズラ」という珍鳥を創作してしまいました。もしお暇でしたら、訪れてみて下さい。
いつか野性のウズラを撮ってみたいですね。
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前日の雨が上がり、朝から快晴の天気になった昨日は、防寒の準備をして、横浜市のとある遊水地に赴きました。暦の上では啓蟄。這い出した虫達も再び土の中に潜りこむ様な寒い一日でした。
狙いは、上手くいけば初撮りとなるヒクイナと、一年振りのアリスイです。
前日の雨で遊水池の水位が上がっていて、ヒクイナは駄目かな?と期待はしていなかったのですが、ポイントに到着して待つこと30分。 出て来ました。
先日の大雪で倒れた葦原から、辺りを警戒しながら少しづつ身体を出して来て、水面に浮かんだ葦の切りくずの上に出て来ました。その距離10m程。 こんな近くで観るのは初めてで、私にとっては今回が初撮りとなるヒクイナです。
赤い目と赤い脚。赤褐色の顔と胸。背は英国のワックスコートを思わせる様な緑掛かったシックな褐色です。
7m程に近付いて来てくれますが、何かに怯えて、一目散に葦原に駆けこむシーンも数回ありました。
首を伸ばし、尾羽を立てて・・・水面下の餌を探すクイナ類得意のポーズです。
障害物でも有れば、ほれ、この通り。 滑稽で可愛い姿です。
昔、ヒクイナの「たたくような声」を聴き、草陰に隠れて観たことがありましたが、ほんの少しの間で、すぐに草叢に入ってしまった観察経験があります。顔が赤く、思っていたよりも小さな水鶏でした。
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3日に撮影したウタツグミですが、流石に超珍鳥とあって、連日100名を越えるバーダー(カメラマンを含む)だそうです。 次の4日の日は天候にも恵まれ?200人を超す人出だったとか。
今日は、先日撮った写真の中から、ウタツグミの残りの写真数枚を掲載致します。
ウタツグミは、桜や梅の木が植わった竹藪沿いの広場に出て来て採餌をしていましたが、同じエリアで採餌をする同類のツグミも2羽ほど居て、時々バトルが始まります。
絡み合って地上数メートルの高さまで上がっていくバトルシーンは残念ながらファインダーに入らず、結局、撮影出来ませんでしたが、
声も無く蝶の様に舞う二羽の姿は圧巻でした。そして、そのバトルの仕掛け人(鳥)は、いつもウタツグミでした。 かなり気が強いのかも知れません。
上の写真の様に、身体を低く前に倒した体勢が威嚇の姿勢の様で、このまま駆けて相手方に突っ込んで行きます。
ウタツグミの採餌シーンです。 両足を踏ん張って、地中から細長いミミズを引っ張り出しています。同じツグミ類、先日のマミチャジナイの採餌と同じです。
餌は豊富な様子です。
これもミミズ
旺盛な食欲です。この分だと味をしめて再来日してくれるかな?
英名で Song Thrush 。つまり、歌鶫(ウタツグミ)。 一度その鳴き声を聴いてみたいものですね。
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3月3日の雛まつりの日は、小雨もぱらつく薄曇りの日でしたが、先月末に発見され、連日100名を超す野鳥カメラマンで賑わっている超珍鳥(極めて稀な迷鳥とも表現)のウタツグミを撮りに出掛けました。
場所は、県央を流れる河川脇の公園。ふた昔も前に、ヤマセミの撮影に通った場所の近くでした。
公園に着くや大勢のカメラマンの円陣が見えます。駐車場には他府県の車も。
珍鳥ウタツグミは、20m程先の植え込みの広場に出ていました。
早速、数ショットをモノにして、辺りを見渡すと、いつもの知った顔ぶれが数名。「最近、ここいらどうなっているんかね? 25年振りのウタさんだってよ! 」と、嬉しい悲鳴(?)も聞こえます。
私が持っている「日本の野鳥590」によれば、日本海側の島嶼以外では、1987年に横浜での記録があるそうで、27年振りの飛来となります。和歌山ではヤドリギツグミも出ているとかで、この冬季は珍しいツグミ類のオンパレードと云ったところです。
胸腹部の逆ハート形の黒斑が綺麗で、ウタツグミの特徴が観て取れます。
既に撮り飽きたのか、後ろで、「そんなに鳴き声は良くないんだろ?誰が歌鶫(ウタツグミ)と名付けたんだ?」と悪態をつく(笑)鳥仲間もいて、超珍鳥のお出ましに皆わくわくしていました。
こちらを窺うウタツグミ。既に多くのカメラマンには慣れた様で、同居のツグミと一緒に15m程の近距離まで寄って来てくれましたが、流石に100名を超すカメラマンにはビックリしていることでしょう。
ツグミ類特有のポーズです。
ハチジョウツグミと言い、冬季珍しいマミチャジナイと言い、鳥友達からは、私が神奈川に帰宅してから出が良くなったとお褒め(?)の言葉を頂く始末。そんなこと無いにしても珍鳥の出現は嬉しいものです。
発見された方には大感謝ですね。
ウタツグミの採餌シーンも撮れましたので次回掲載しましょう。
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先週末は確定申告に隣町の申告会場に行きました。
個人で確定申告をするのはこれが2回目です。資料を用意して、PCで申請書への記入に望みますが、何処にどの内容の記載をすれば良いのか、複雑過ぎて分かりません。税制そのものに不満はありませんが、その複雑さには閉口してしまいます。家でのネット申請なんぞ到底出来そうにありませんよ。
30分待ちで、約1時間で申告を終わらせましたが、2時間待ちの日もあるとか。
会場場所のレストラン街で昼食にし、帰りにトラツグミが出ているとの情報を貰っていた市中公園の日本庭園を訪ねてみました。
庭園に入るやすぐにトラツグミに会えました。池の端の築山の麓で、しきりに採餌をしていました。その距離5~6m。
あまり人を警戒していない様でしたが、植え込みのブッシュの中に入り込み、やがて高木の枝に止まって固まってしまいました。
このトラツグミ、庭園の池に流れ込む小さな滝の水溜りで、偶に水浴びをするとかで、そのシーンを狙って数人の野鳥カメラマンの方達が待機されていましたが、その殆んどの方達が、山の公園の水飲み場で良くお会いする方達でした。我が街の山の公園では今年トラツグミの出は良くないそうです。
この日は、日中の最高気温が20℃を越えた暖かい日でした。日本庭園の池では沢山の石亀が石の上で日向ぼっこをしていましたが、
良く見ると、皆、外来種のミシシッピアカミミガメでした。
日本庭園に外来種の亀。なんとかならないのでしょうかね?
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先月末にシメを撮った市街地の渓谷公園には、植え込みの中に、野鳥の水飲み場とバードフィーダーが常設されています。
バードフィーダーには、シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワが訪れていました。そして、冬季だけでしょうか?常設のバードフィーダー脇の立木の枝に細い丸太を繰り抜いた脂身用のフィーダーが吊るされ、その脂身を求めて、メジロやカラ類に交じりコゲラがやって来ていました。
コゲラはこの公園で良く目にする野鳥です。
脂身用のバードフィーダーにやって来たコゲラ
なかなか良く出来たフィーダーです。大きいと本体を足掛かりにしてカラスがやって来て悪さをします。長さ30センチ、直径6センチ程の丸太を繰り抜き、もち焼き網でカバーをしたフィーダーでした。
我が家の庭にも設営したことがあり、スーパーで牛脂を貰って帰って入れてやりました。冬季の脂肪補給にはもってこいのフィーダーで、カラ類やメジロ、ウグイス、そしてキツツキを呼ぶのには効果がありました。
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早いものでもう3月! 先月下旬に神奈川に帰宅してから既に10日が過ぎ、鳥撮りのMF探訪は一応終わりました。
期待していなかった割にはそこそこの成果で、久し振りの野鳥撮影が楽しめました。
そんな中、帰宅3日目には、知り合いのKさんが昨年から管理されている例の白っぽいチョウゲンボウのポイントにKさんを訪ねました。
最近は全く出ない日もあるそうですが、訪れた日は、頻繁に出てきてくれました。2ヶ月振りの再会です。
いつもながらの止まり木シーンを堪能させて戴きましたが、それにしてもKさん・・・ 3ヶ月もの長い間、お疲れ様でした。
最近、別個体のチョウゲンボウと縄張り争いをする姿や、小鳥を捕食する姿が観られるようになったとかで、この日も近場で小鳥を追う姿が観えました。
左に写っている黒い小鳥?ですが、拡大してみると・・・
なんと! コウモリの様です。 帰宅して現像してみて初めて気付いた驚きの事実でした。
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