ヒバゴン伝説の森のミソサザイ
ヒバゴン。 どこかで聞いたことあるでしょ?
岡山の田舎に居ると野鳥の情報が無く、とんと野鳥撮影からは離れてしまいます。700平方メートル程の、見方によっては狭い、しかし小生にとっては少々広すぎる、菜園の世話に埋没してしまうからかも知れませんが、好きな野鳥撮影はこのところお預けでした。
こういった悶々状態は身体に毒です。
そこで一日、百姓を返上して、隣の県の広島の北東部にある広島県民の森にまで脚を伸ばしてみました。
場所は1200m級の峰が並ぶ比婆山連峰。 そう、昔(1970年代)、怪獣ヒバゴンの目撃話があったところです。その比婆山連峰の内の立烏帽子山(たてえぼしやま)に夏鳥を求めて行ってきました。
山頂近くの駐車場に着くと、コルリ、ミソサザイ、キビタキ、ウグイス、アカゲラ、カッコウ、ホトトギス、ツツドリ、それにアオバト達が賑やかに囀っています。しかし、ブナの天然林は山が深く、野鳥の姿は容易には見つけられません。
撮れたのは、登山道の脇に出て来てくれたミソサザイだけでした。
片道2時間の行程、仕方なく、登山(ハイキングか)に切り替え、標高1299m、比婆山連峰で一番高い立烏帽子山に登ることにしました。
山頂の標識。
ここは神話の国、島根との県境。神話にまつわる名所が幾つもありましたが、そのひとつ、伊邪那美命の隠れ穴を訪問して帰途に着きました。
登山道に咲いていた綺麗なスミレの一種。 タチツボスミレの種?名前を調べましたが分かりませんでした。
ちなみに、青いスミレの花言葉は、「つつましい幸せ」とか。
「ヒバゴンの正体は年老いた野猿」との説が有力だそうです。 しかし、この山にもガビチョウの声が響き渡っていたのには閉口してしまいました。
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コメント
小生も比較的地元ですが、岡山はめぼしい探鳥地がありませんね。これはなかなかストレスです。どうしても遠征ということになってしまいますね。でも、臥牛山はクロツグミとか聞いたことがありますが・・・どうなんでしょう?
あとは、広島の山野峡とか・・・
投稿: ルンペン太郎 | 2013年5月26日 (日) 15時21分
ルンペン太郎様
お久し振りです。
情報ありがとうございます。
臥牛山にも行ってみましがここも奥深いですね。
山野峡は近いので一度足を伸ばしてみましょう。
投稿: 瑞鳥庵の住人 | 2013年5月26日 (日) 23時00分