谷津干潟のホウロクシギ
今日の野鳥は、今月の20日に船橋の谷津干潟に渡りの途中に1羽で渡来したホウロクシギです。
日本で見られるシギの中では最大級のシギで、旅鳥として春秋の渡りの時期に海岸の干潟などで見られるそうですが、18年ほど前に相模川の河口で撮影して以来の出会いでした。
長い嘴が特徴のホウロクシギですが、名の由来は、茶や豆を炒る時に使う長い柄を持つ焙烙からか(?)。 実物を使ったことも無いが、NHK放映のTV番組「坂の上の雲」で、秋山真之の母が真之の好物の豆を炒るのに焙烙を使っていたのを観たぐらいです。意外と小さな道具でしたが、ホウロクシギはかなりデカイ鷸です。
潮の満ちて来た干潟で採餌するホウロクシギ
暫く待っていると近くまで寄って来てくれて、目の前で蟹を採餌するシーンを見せてくれました。
遠景用に装着していたエクステンダーを外す暇も無く、画角一杯にまで近付いて来てくれて大写しになってしまいましたが、大型でなかなか威厳のある姿です。干潟のウミニナの数にも驚きです。
長い嘴を根元まで穴に差し込み比較的大型のヤマトオサガニを捕食しました。
蟹は足を全て払い落して甲羅の付いた身を呑み込みます。
ホウロクシギ( Far Eastern Curlew ) は極東に生息する鷸ですが、現在、その数は約21,000羽程で、減少傾向にあり、絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているとか。また、近くの相模川や酒匂川の河口でお目にかかりたいものです。
今日から親父の退院と自宅での介護開始に向けて、郷里岡山の田舎に一時帰省いたします。ネット環境を急ぎ立ち上げる予定ですが、暫く当ブログにも若干穴を空けることになるかも知れません。その節はご容赦下さい。
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