一目散に走るキジ
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5月連休の初日。渡来直後の夏鳥を求めて近くの山のサンクチュアリーに行ってみましたが鳥影も少なく、毎年この時期に観れるキビタキもオオルリもその声すら確認できませんでした。
そこで昼からは、河川敷のキジを狙って、毎年訪れる小田原の酒匂川河川敷に行ってみました。
昨年9月の豪雨による氾濫で、河口の河川敷の草丈は低くなり、時折り「ケンケェーン」と鳴くキジを探すのは比較的容易でした。
繁殖期を迎えて、翼を羽ばたいて縄張りを主張する姿を狙いました。
胸を反らせ羽ばたいて「ケンケェーン」と大声で叫び、両翼を拡げ、長い尾羽を上げて前のめりになって一連の動作は終了します。あまりにも力強いので地面の枯れ草のゴミが舞い上がります。
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ツミ、アオゲラを撮った神社の境内には外来種であるワカケホンセイインコの群れがいました。
本来赤道近くのスリランカやインド南部に生息する鳥だそうですが、飼い鳥として世界中にもたらされ、籠脱け、放鳥等によって世界各地で野生化して問題になっている鳥だそうです。
日本でも1960年代の後半から東京の都市部で野生化したグループが観られ出し、特に大岡山の東工大のイチョウ並木は千数百羽にものぼる本種の一大塒になっていたそうです。
この神社の大欅の木に巣穴があり、時々出入りする姿が観られました。
巣穴を覗くワカケホンセイインコの雄。長い尾羽は素晴らしく綺麗なブルーで、コスタリカの幻の鳥ケッツァールを想像させてくれます。漢字名「輪掛本青鸚哥」、別名「ツキノワインコ」とも呼ばれるそうですが、雄の喉から首にかけてある黒赤っぽい輪に由来しています。
巣穴から顔を出す雌のワカケホンセイインコ。雌の方が気持ち黄色味を帯びている様に観えました。下の写真は辺りを飛び交い、小枝に止まったところです。境内の奥なので撮影距離は70m程。全てトリミングした写真です。
下の写真はペアで、左が雄、右が雌です。求愛給餌の様に何度も嘴を絡ませて交感していましたが、この場での交尾は観えませんでした。若葉の新緑と綺麗な羽色がマッチングしていました。
外来鳥にはコジュケイの様に既に帰化鳥として知られる種や、シラコバトの様に天然記念物になった種もいますが、最近増えてきたガビチョウの様に嫌われ者の只の外来種も存在します。このワカケホンセイインコの場合はどうなるでしょうか?オウム、インコの類は色鮮やかな鑑賞鳥、トロピカルバードのイメージが強く、美しさを引いてもこの地味な日本の地にはなかなか溶け込めないのでは?
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昨日、ツミを撮りに行った神社で撮ったアオゲラです。
神社の脇の鬱蒼とした杉木立で、雌雄交代で巣穴を掘っていました。巣穴は既に身体がすっぽりと隠れる大きさまでに仕上がり、今月末までには仕上がりそうです。交代の時には番の一羽が近くの木にやって来て、「ピョー、ピョー」というあのかん高い独特の鳴き声で交代を促していました。
交代にやって来たアオゲラの雌
巣穴から出てきた雄(奥)と交代です。
数年前になりますが、クスノキの大木に巣穴を掘って営巣したあと、生木だったもので、その次の年には巣の入口が小さくなり、ムクドリが利用して育雛をしました。そして数年後の今、その穴は樹皮の再生で跡形もなく完全に塞がれてしまいました。 凄いですね。
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4月はいろいろと忙しく、また、天候も不順で、休日バーダーはなかなか撮影に行けません。そういう訳で、ずい分とブログに穴を空けてしまいました。申し訳ありません。
昨日来の春の嵐も去り、今日は天気予報通りの快晴。早速早朝から、情報を貰っていた県央の神社にツミを撮りに出掛けました。
ツミはハト大の小型の猛禽で、雄より雌の方が大きく、雄は深紅色の眼をし、雌は黄色のアイリングに黒眼をしています。丁度桜の咲く頃に高いモミの木の梢に小枝で巣を掛けて、初夏に向けて抱卵、育雛をします。雛が孵ると、小鳥を捕まえて巣に帰って来る勇ましい姿を見せてくれます。
巣から飛び立つツミの雄
巣作り中のツミの雌。巣材のアレンジは雌の仕事の様です。
飛立つツミの雌
巣の近くの高い木の枝に止まるツミの雄。交尾のチャンスを狙っているのかも知れませんが、今日は交尾シーンにはお目にかかれませんでした。
木陰で休む雌
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3月の中下旬には各地でシギチ類の渡来が報告されます。その中でも比較的早い渡来が今日の野鳥のコチドリです。
シギチ類の渡りのメッカともいわれる東京湾の奥の干潟や海浜公園は、周辺が地震の際の液状化現象で大きなダメージを受けたそうで、春秋の渡りの季節に毎年の様に赴く葛西臨海公園や谷津干潟自然観察センターも暫く休園、閉館していましたが、HPには例年の様に渡りを始めたシギチ類の情報が掲載されて来ました。
しかし、大震災の後の余震の大きさと回数には驚くものがあり、大津波の脅威をまざまざと見せ付けられては鳥好きもおのずと海浜から足が遠退きます。
そんな中、以前チュウシャクシギを観た湘南の畑地で、渡り途中のシギチ類を探してみました。
居ました。すっかり夏羽に換わったコチドリが乾いた畑で採餌していました。
黒い胸の帯と黄色の太いアイリングが特徴の小型のチドリで、河原の砂礫の地面に窪みを作り産卵します。
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今日の野鳥は、カワセミの居る公園で昨日撮ったモズです。
公園脇の林の茂みに営巣し、今は雌が抱卵中でしょうか? 直径50m程の小さなエリアから出ることなく、雄がせわしく採餌をしては林の奥に運び込んでいました。
抱卵から雛の巣立ちまで約1ヶ月とのことですが、初夏にはその姿は観えなくなります。昨年の夏、富士のすそ野で観た高原モズは、その年2度目の繁殖のために平地から移動してきたモズだとのことでした。
この雄のモズは茶色味が薄く、背の青灰色と顔のはっきりした白黒のコントラストが美しい個体でした。
高位置から草叢の餌を探して飛び降ります。この場所がお気に入りの様でした。
小さな昆虫を捕えてはその都度、辺りを見渡して、藪の中に運び込んでいました。
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