キヅタにやって来たオナガ
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この週末も遠出が出来ず、用事を済ませたお昼前から、近くの公園に赴きました。狙いはいつものカワセミと、北帰行を前にして繁殖期に入ったカモ類です。
午前中の用事とは、ドラッグストアーでのミネラルウォーターの買い出しでした。原発被災による都内市水道の放射能汚染から、今度は飲み水が市中から無くなろうとしています。お産を今月に控えた長女の頼みで、一人一本の天然水のペットボトルを買いに出向き、岡山の叔父と実家に頼んでみたら岡山市内や郡部でも品薄とか。昨日は地元秦野でも、秦野の名水を求めて東京方面からの車が70台ほども並んでいたとか。ガソリンの次は飲み水です。被災原発の安全化処置の一刻も早い完了を祈るばかりです。
公園のコガモは繁殖期を迎えてペアリングに入る前でした。いつもは観られない雄のディスプレーが近くで観られました。
ディスプレーの一つでしょうか、急に背伸びをして首を折り曲げる瞬間動作です。
求愛ディスプレーです。雄がお尻を持ち上げ反りをして、綺麗な羽色を雌に見せつけます。
コガモにも冠羽があったのか! ? 興奮して首を伸ばしたところです。
水面をたたいて羽繕いをするコガモの雌。地味な雌にも綺麗な色の風切羽があります。
間も無くペアーを形成して繁殖地のシベリア等に帰って行きます。
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今日の野鳥も昨日撮ったカワガラスです。
この渓流のカワガラスには愛着があります。少し昔のことになりますが、5月の連休前にはこの渓流筋に夏の渡り鳥であるオオルリやキビタキが姿を見せ、美しいその姿を撮影しに訪れたものです。その時にカワガラスを見付けて以来、毎年の様に早春にはいつもの営巣場所を確認に訪れます。
撮影には決して良い場所ではなく、沢筋に差し込む陽は直ぐに移動し、限られた時間帯での撮影となります。そういった制限下でも、魅了されるのはどうしてでしょう。やはりカワガラスの持つ特異性でしょうか。水のカーテンに飛び込む姿。水中を泳ぐ姿。尾を上げて踊るダンス。シックな出で立ち。魅力は尽きません。
上流から雛に給餌する川虫を咥えてきたカワガラス
その昔、春先に、渓流脇にある食堂のウッドデッキの下に隠れて撮影をした時、開店準備の掃除が始まり、デッキに撒かれた水で水攻めにあった経験があります。懐かしい思い出です。
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東北地方太平洋沖地震の発生から1週間。余震、原発、ガソリン、計画停電、正直言って不安です。被災者の方々が示す威厳のある行動、品格を我々も持って頑張るしかありません。
今日は、震災後にやむなく通勤用としたマイカーの給油に並びましたが、小1時間並んで通勤2日分にあたる20Lの給油が出来ただけでした。
野鳥撮影も遠出は出来ません。そろそろ例のカワガラスが雛を孵した頃ではと近くの渓流に出掛けてみました。
ここの渓流では晩春から初秋までマス釣り場が営業されます。今日は開場のための渓流筋の清掃が行われていて撮影は無理かと半ばあきらめムードでしたが、清掃の合い間に給餌のための採餌の姿と巣への出入りを観察することができました。今週の雛の孵化が確認された日でもありました。
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巨大地震「東北地方太平洋沖地震」の惨状は目を覆うものがあります。被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
余震が続く中、日が明けてTVニュースで知る壊滅的惨状に、津波の恐怖を改めて認識いたします。刻々と時間を追って入って来る被災のニュースに、明日を心配するのは瑞鳥庵の住人ばかりではないはずです。日本経済を支えるライフラインの寸断。大惨事に至らないことを祈るばかりの原発ダメージ。過去に経験の無い観測史上最大の地震ではあっても、自然界の力の想定は困難であることと人為の及ぶところではないことを痛感します。原発の在り方が問われるでしょう。
今日の野鳥は、先週撮った葦原のシジュウカラです。
葦の枯れ茎に小さな尖った嘴で穴をあけて中に潜む昆虫の幼虫を捕り出します。時に「パチ、パチ」と、茎を割る乾いた音が聴こえます。
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今日の野鳥は、我が町秦野市の名水桜公園にやって来たオカヨシガモです。
小田急線の秦野駅の裏手にある今泉名水桜公園は、湧き水が作った小さな池で、その昔は釣り堀だったそうです。今は建築家 安藤忠雄氏の基本構想になる小奇麗な公園になっています。多種の桜が植えられて、寒緋桜の咲く3月下旬から冬桜の咲く12月まで、厳冬期を除くほぼ一年を通じて桜をめでることが出来る桜公園です。
ここの池には、市街地にもかかわらず、カワセミが居たり、少数のカモ類が渡って来て越冬します。マガモ、コガモが毎年の常連ですが、時にはキンクロハジロも入ったことがあります。
瑞鳥庵から歩いても12、3分程の距離にあり、この前の日曜日に様子を窺いに寄ってみると、なんと、今迄にこの池では観たことのないオカヨシガモが10羽程、お尻を水面に突き出して浅い池の底の藻を採餌しているではありませんか!今年は県西の川も荒れ、餌に不自由してこの池にやって来たのかも知れません。
急ぎ機材の準備をして、他所では珍しくも無いオカヨシガモの撮影を楽しみました。
羽ばたきをするオカヨシガモの♂ 頬から首にかけて橙色になっているのは繁殖期を迎えての換羽でしょうか?胸から腹部にかけてのシックな模様が綺麗です。
雌雄揃って水かきのある両足で水面下を掻きまわしていましたが、どうも底に生えている餌の藻に水流を掛けて洗っている様に思えました。
水かきを終えると逆立ちして底の藻を食べ出します。
この写真はちょっと失礼ですかな?
この名水桜公園脇には、建築家安藤忠雄氏の設計になる曹洞宗太岳院の本堂があります。
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今日の野鳥もビオトープ脇の雑木林で撮影したカシラダカです。
冬の渡り鳥の中ではツグミに次いで渡来数が多いそうです。散策路を歩いていると、「チィ、チィッ」と可愛い声が聴こえ、ホオジロ類が近くに居ることは容易に判りました。少し歩を進めると数羽の小鳥が一斉に飛び立ち、近くの雑木に止まった。尾羽の両脇が白く見えなかったので、すぐにカシラダカと判りましたが、動きもホオジロに良く似ています。
下の写真は濃くなりかけた背の羽色から冬羽の♂のカシラダカだと思いますが、小さな冠羽を立てて警戒をしています。カシラダカの写真はこうでなくてはいけません。
群れにミヤマホオジロが混じっていないか探しましたが、それは虫が良過ぎました。
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今日の野鳥は巣作りをするエナガです。
土曜日に行った埼玉県のビオトープのある河川敷での発見です。ハチジョウツグミの出が悪いので河川敷を一回りしてみることにし、シメ、ツグミ、ホウジロ、カシラダカ、シジュウカラと観察種を増やしていくと、「チー チー」と聴き慣れたエナガの声がする。姿を追うと、口に白い物を咥えていて、目の前の桜の木に止まった。
桜の木の又になった所に薄緑色の巣があるのが見え、なんとエナガは、番で巣作りの真っ最中でした。邪魔をすると巣を放棄することもあるため、遠くに離れ、X2のテレコンを装着して撮影しました。
巣は苔類をクモの糸で絡め入口を小さくして袋状にし、外にはウメノキゴケ(写真のエナガが咥えている白いもの)を張って樹皮に似せて偽装します。巣の中には雛の保温用に羽毛を数百枚集めて来るそうです。
エナガは子沢山で、10羽前後の雛を孵します。以前、小枝に11羽の雛が体を寄せ合って並んだところを撮影したことがあります。雛が巣立った頃の親鳥の尾羽は、小さな巣の中で丸まったのか、曲がっているそうです。
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今日は久し振りに遠出をし、情報を貰っていた埼玉県のハチジョウツグミを撮りに行きました。
ツグミの亜種で、少数が渡来するそうですが、観るのは初めてでした。少し前までは餌付がされていて開けたところに出ていたそうですが、近くに棲むモズ♀に追われて小川を隔てた藪の中に回避してしまったとか。今日は10時頃から3時間ほど他の野鳥を撮りながら粘ってみましたが藪の外には出て来てくれませんでした。
そういう訳で、初見初撮りのハチジョウツグミは、枝被りばかりのしかも逆光の証拠写真に終わりました。
藪の中のほぼ同じ場所を繰り返し移動しながら、落葉を掻き分けて採餌をするハチジョウツグミ
喉から胸にかけての赤茶色の羽毛と下腹の白い羽毛のコントラストが綺麗です。
背はグレーで、スイスで観たノハラツグミに良く似ていました。 下の写真は、ハチジョウツグミを追いやったと聞いた近くに棲むモズの雌です。
そして、小川の草むらにはイタチが棲んでいます。もしかしてイタチを警戒して開けたところに出てこないのかも?
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