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2010年11月

2010年11月30日 (火)

里に下りてきたツグミ

今日の野鳥は冬鳥のツグミです。

10月の声を聞くと、そろそろ山間部へのツグミの群れの渡来を想像します。冬鳥として北のシベリア地方から渡って来ますが、渡って来た当初は平地には降りず、11月に入って平地の田畑等で、あの胸を張り両翼を落とした独特のスタイルを見せてくれます。

下は、MFの農地で採餌するツグミと、郊外の豚舎の脇の柿の木で、初冬の風物詩ともいえる、青空の下で赤く熟れた柿の実を食べるツグミの写真です。

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昔、中部、北陸地方等の山間部では、カスミ網を使って渡来したばかりのツグミの密猟が行われ、多くのツグミが捕獲されて食用にされていたそうです。

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2010年11月29日 (月)

擬似交尾をするカルガモ

先週の土曜日にMFの河川で撮ったカルガモの擬似交尾のシーンです。

「擬似交尾」は、業界(といっても生物学)の専門用語で、繁殖期でもないのに交尾の真似ごとをすることをそう呼んでいます。「擬似」とは、「良く似ていて、まぎらわしいこと」の意味ですが、このカルガモの擬似交尾は外見上、交尾そのもので、まぎらわしくもなんともない本番さながらの練習です。繁殖期を迎える春まで其処彼処で良く見かける行為です。

少しばかり卑猥な表現になりますが、以下に写真付きでカルガモの擬似交尾シーンの解説を致します。

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雌雄(カルガモの場合、雌雄同体色のため判別不能ですが)がお互いに嘴が水面に着くぐらいに首を上下に振りながら交情します。

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感極まると雌が水面に首を伸ばし、雄を受け入れる体勢を取ります。

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雄が雌の背中(腰)の上に、横または背後から不器用に乗り掛かります。

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雄は雌の後ろ頭を嘴で咥え、交尾の体勢に入ります。

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雄が腰を曲げて本番(少し卑猥)に入りますが、雌の身体は頭まで水面に没します。鳥類の交尾時間は非常に短時間で、このカルガモの場合も3秒から長くても10秒程で終了です。

その後の写真はありませんが、交尾の後、雄は雌の背から飛び降り、速足で雌の周りを半周程泳ぎ廻り、雌は水面で2、3回水浴びをした後、決まって背伸びをして翼を打ち震わせます。

公園の池等で、カルガモマガモの番が、お互いに首を上下に振り交わしているのを観たら、少し留まってこの擬似交尾を観察されたらいかがでしょうか。何かの役に立つかも知れませんよ。(笑)

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2010年11月28日 (日)

白化変異の何とかセキレイ

今日は、真っ白いセキレイを探しました。

一か月程前に、タゲリのポイントで川筋を足早に移動しておられたカメラマンの方に「何か出たのですか?」と聞いたところ、「真っ白いセキレイが居たんだ!」との答え。アルビノには特に興味が無く数週間を過ごしましたが、偶々、撮影された方のモニターを見させて頂いたところ、凄く可愛いセキレイだったので、この休日にチャレンジしました。

今年は、白いチョウゲンボウとか白いジョウビタキ♀とか白化変異、又は、部分白化の個体の情報が多く、出現先では多くの野鳥ファンを楽しませている様です。

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頭と両肩に少し黒い点が残り、翼の先が少し黒く、尾羽の数本が黒いだけです。

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正面からの写真ではセキレイとは識別出来ない様な可愛らしさです。

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捕食活動も旺盛で農道脇でクモを捕獲しました。

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こんなに頭部が白いとハクセキレイの部分白化かセグロセキレイの部分白化か識別は困難ですが、ハクセキレイと行動を共にし、追い払われもされていました。

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2010年11月27日 (土)

カマツカを捕食したカイツブリ

今日はもう一度ミサゴのポイントに出掛ける予定が、途中のMFで道草を食い、そのまま小さな川筋で一日遊ぶ歯目になりました。

写真は冬羽になったカイツブリです。葦が所々に生える小さな川に番が居て、川筋を移動しながら潜水して採餌を繰り返していましたが、なんと型の良いカマツカを2度も獲って呑み込みました。

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カマツカは郷里岡山の河川で良く見かける淡水魚ですが、綺麗な水質を好む河川中流域の魚のイメージが強く、神奈川の今のこの環境下での生息は想像だにしていず驚きました。徐々に河川が浄化されてカワセミ同様に戻って来たのでしょうか。

しかし、下の写真は戴けません。カイツブリが塒とする葦の根元では数匹のアカミミガメ(アメリカ原産のミシシッピアカミミガメ。幼名ミドリガメ)が日向ぼっこです。人の努力で折角戻って来た環境は、同じ人の欲と無知で昔の生態系とは異なったものとなっています。

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2010年11月23日 (火)

黒い顎鬚を蓄えたヒガラ

今日の野鳥はヒガラです。

先週の土曜日に山の公園の水場で撮った写真ですが、カラの混群に交じって水浴びに来ていました。亜高山帯の針葉樹林に生息し、冬場には低山にも下りて来るそうですが、この水場で観るのは初めてでした。

カラ類のなかでは、黒いネクタイをしたシジュウカラ。小振りの蝶ネクタイをしたコガラ。そして、この黒い三角形のエプロンをしたヒガラと、胸の羽色は簡単な識別ポイントとなっています。ヒガラのエプロンは、エプロンとしては少し小さめで、差し詰め涎掛けか顎鬚のように見えます。

下の写真を観ていて、小柄でずんぐりしていて、黒い顎鬚を蓄えた顔からアルゼンチンの往年の有名サッカー選手「マラドーナ」を連想して一人で笑ってしまいました。

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2010年11月22日 (月)

落ち鮎を呑み込むウミネコ

今日の野鳥写真は、ウミネコの幼鳥が、捕獲した落ち鮎を飛びながら丸飲みするシーンです。

昨日、ミサゴのポイントで撮りましたが、この幼鳥の一羽だけがユリカモメの群れに交じって川筋で採餌をしていました。

ユリカモメが小魚を捕食する中で、ウミネコは産卵後の弱った落ちを狙って上手く捕獲しましたが、ユリカモメの群れに追いかけられ、逃げ惑ううちに大きなを一気に呑み込んでしまいました。

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川底に横たわる落ち。まだ口を動かしていましたが身体には鳥の爪か嘴の痕がありました。

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2010年11月21日 (日)

遡上したボラを狙うミサゴ

今日は情報を貰ったミサゴのポイントに鳥友達と撮影に出掛けました。

いつもこの時期に訪れる小田原の酒匂川河口は、台風9号により壊滅的打撃を受けた上流の工事で濁っていて、今年はミサゴも期待できません。

教えて貰ったこのポイントには朝7時前に着き、雲間から陽がさす朝焼けの空の下でミサゴは早々にお出ましです。

水面では、河口から遡上したボラが其処彼処で銀燐を翻し、産卵を終えた落ちの亡骸も観え、スズキを狙うルアー釣りの釣り人も見えます。

お昼過ぎまで居ましたが、その間、ミサゴはほぼ1時間おきに現れて大小のボラを獲って行きました。

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上空でホバリングをして獲物めがけて一気に急降下

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ダイビングしてボラを獲る確率は20%程。 残念なのか顔から精悍さが抜けました。

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朝日に照らされながら獲物のボラを食事場所に運ぶミサゴ

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2010年11月20日 (土)

冬鳥シメの到来

今日は朝からお昼過ぎまで、近くの公園でガマカワ(蒲の穂にとまるカワセミ)を狙いました。それから山の公園の水場に冬鳥の出を確認に行きましたが、水場にはカメラマンは誰も見当たらず、熊でも出たのかと嫌な予感。

しかしながら、少しして、いつもの近所の常連が集まりにぎやかな鳥談義が始まりました。

冬鳥が揃うのは未だ少し早い様で、今日はシメ4羽の群れとシロハラのみ。珍しくヒガラがカラの混群に交じっていました。

と、いう訳で、今日の野鳥は水場の脇で撮った冬鳥シメの雌雄です。

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体色が濃く、顔の周りの黒い隅が大きくはっきりしている♂

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♂に比べて体色は薄く、顔の隈も薄い♀

今日撮ったガマカワは、その内に、瑞鳥庵HOMEPAGEに掲載の予定です。

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2010年11月16日 (火)

青い脇羽のタヒバリ

今日の野鳥は日曜日にモズを撮りに行った丘の上の農耕地で撮ったタヒバリです。

セキレイの仲間のタヒバリは冬鳥として本州以南の各地に越冬に渡って来ます。英名は Water Pipit といいますが、畑や河原でよく見かける野鳥です。

何となく狙ったタヒバリの中に脇腹に青い羽毛がある個体が居ました。

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夏羽では胸から下腹部にかけて薄い茶色に換わるそうですが、青い羽毛がある個体は初めての観察です。

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これは別の個体です。白いアイリングが楕円形で可愛く見えます。

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土の中から甲虫の幼虫を捕食しました。

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2010年11月15日 (月)

飛翔するタゲリ

今日の野鳥写真は日曜日に撮影したタゲリの飛び物です。

先週の日曜日には飛翔する姿を写真に収めることが出来ず、モズを撮りに行った帰りにタゲリの飛び物に挑戦してみました。

ふわふわと飛翔する印象の強いタゲリですが、いざ撮影となると、近場での速いスピードにはなかなか追い付けず、あまり良い写真は撮れませんでした。

下の写真は旋回して元居た餌場に舞い降りる一連の写真です。

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翼の先が大きく丸みを帯びているのがタゲリの特徴です。

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舞い降りる瞬間のうしろ姿ですが、なんと片足で着地です。

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2010年11月14日 (日)

秋の風物詩モズの高鳴き

今日の野鳥は農耕地に戻って来たモズです。

今日は、季節外れの黄砂の飛来が予報され、すっきりしない薄曇りの日曜日でしたが、近くの丘の上にある野菜畑と郊外の川沿いの農耕地にモズを狙って出掛けました。

いつも良く目にする身近なモズですが、いざ写真に収めようとすると警戒して近寄らせてくれません。予想以上に距離が必要でした。

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竹杭に止まって「キィー キィー キィー」と高鳴きをするモズの♀

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翼の白点が特徴の雄のモズ。茶色味が少ない羽色をした個体です。

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2010年11月13日 (土)

ずい分と久し振りのヤマセミ

今日は朝から鳥友達と、ヤマセミを狙って県央の2か所を訪れました。

ダム湖に半日居ましたが出てくれず、午後からは河原で粘りましたが遠くの電線にとまった姿しか撮れませんでした。

ヤマセミの写真は、フィルム時代のかれこれ十数年前に撮って以来しばらくぶりです。自宅から15分程度の近場でブラインドに入って撮っていたヤマセミは、ある日、心無い人によって棲みかを追われ、それ以来、有名だった生息場所には戻っては来てくれませんでした。

下の写真は大伸ばししてトリミングした写真で、見えたものではありませんが、懐かしい久し振りのヤマセミとなりました。

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電線に止まってリラックスするヤマセミの♂です。この後、大きなペリットを吐き出しました。

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2010年11月 9日 (火)

冬の使者ジョウビタキ2

今日の野鳥も先週の土曜日に山の公園の水場で撮ったジョウビタキです。

昨日は♂、今日は羽色が淡く美しい♀です。

ヒタキと名の付く野鳥の♀はどれも地味な羽色をしていますが、このジョウビタキの♀は♂と同じように背に紋付があり、♂の羽色と比較しなければ♀は♀で結構美しい野鳥です。

ヒタキと名が着いても分類学上は、ルリビタキやこのジョウビタキツグミ科で、キビタキエゾビタキ等のヒタキ科とは科を異にします。

ヒタキの語源は、「カタッ カタッ」と鳴く声が火打ち石で火を着ける音に似ているところから「火を叩く」→「火叩き」→「ヒタキ」となったそうですよ。

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2010年11月 8日 (月)

冬の使者ジョウビタキ

今日の野鳥は先週末の土曜日に山の公園の水場で撮ったジョウビタキの雄です。

毎年10月の中旬以降に冬鳥として日本各地に渡来します。住宅地の植え込みにも現れて、「ヒッ ヒッ カタ カタ」の独特の鳴き声で冬の到来を感じさせてくれます。

山の公園は11月に入り、水場を賑わせていたエゾビタキも去り、冬鳥のシメが姿を見せていましたが、キビタキの雌雄が未だ残っているのには驚きました。

別名『紋付鳥(もんつきどり)』と呼ばれるジョウビタキ。越冬に渡来した日本では雌雄で異なる縄張りを持ちますが、この水場は縄張りの境界にあたるのか、雌雄で現れてくれます。

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水浴び後に近くのムラサキシキブの小枝にとまったジョウビタキの♂

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人の生活圏に近く生息し、愛嬌のある野鳥です。

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2010年11月 7日 (日)

刈田のタゲリ

今日の野鳥はタゲリです。

散髪屋の帰りにMFの一つである震生湖に寄ったところ、昨日も山の公園の水場でお会いした鳥友に会いました。その方にタゲリの場所を教えていただき昼から出掛けてみました。

場所はこれまたMFの一つで、4羽のタゲリの群れがすぐに分かりました。

警戒心が強く、距離は4~50m。長期戦とばかりに農道脇に腰掛けて気長に待つつもりでしたが、暫くして1羽が15m程の所まで寄って来てくれて鮮やかな金属光沢の羽根を鮮明に撮影することが出来ました。

タゲリは冬の渡り鳥です。数年前、雪降る新潟の佐潟の水面を渡る数十羽のタゲリの群れを観た経験があります。

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コサギの様に片方の脚で地面を叩き地中に居る虫やミミズを追い出して捕食します。捕食地点まで50cmは離れており、そんなに効果があるのかなと疑ってしまいます。

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甲虫の幼虫を捕食したタゲリ

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飛立ちの後姿です。

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